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タイヤがパンク(T_T) [アメリカ生活]

車のタイヤがパンクしたのでこの週末は家にいます。
土曜日はお昼寝まで・・・(笑)
やることいっぱいあるのに現実逃避です。

タイヤには木ねじが見事に垂直にぶっささっておりました。
木ねじ・・・って(^^;

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それもですよ、半年くらい前にパンクして1本だけ交換した新しいタイヤに・・・です。
1年履いたタイヤなら(3万マイル走ってるからね)「まぁええか〜」で済んだんだけど、まだ半年のタイヤなので・・悔しい。なんでまた1本だけの新しいタイヤを直撃するかな。

アメリカの車はタイヤ空気圧の警報が出ます(この装備が義務づけられてる)。木曜日の夕方それが点灯したんですわ。でも外から見る限りなんの異常もなかった。だんだん減ってきて、下限を割ったのかなって思ってそのままにしちゃったんです。金曜日もそのままで、夕方ふっとタイヤを見たらくにゃっと・・・いってる。

やべー」と思って、急いで空気入れてしのいだ
そのときのチェックで木ねじ発見

木ねじなんで、結構シール性が良く、空気を入れてみると全然抜けない
一晩置いたくらいでは、空気圧もさほど下がらない。

そのまま週末を過ごそうかなとも思いましたが、一応スペアタイヤに交換

パンク修理キットなるモノを買ってきて、パンクは一応直しました。日本でも売ってる、柔らかいゴムを穴に押し込む奴ですわ。気持ちよく直るもんなら、今日はまた紅葉+滝撮りに出かけようかとも思ったんですが、何度か失敗し、ようやく塞がったような感じなんで自信がなく、とりあえず今はスペアタイヤのままです。

なので週末は大人しく・・・
こんな紅葉の最盛期に・・・ホントに悔しい

ただね、どこかに撮影に出かけるとなると少なくとも片道100マイルコースなので、ちょいとスペアタイヤじゃ躊躇する。常時高速走行だしね。本当に出かける気になればレンタカー借りていきゃ良いんだけど、それほどの意欲も無し・・・(^^;

そんな週末です。

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今日

ブログを読んでいただいている方には私がやたらに出かけているように見えるでしょうが、実際はそんなことはありません。だいたい、1日の話を数回に分けて書くんで、そう見えるだけで・・・土日両方とも出かけることってのは、意外と少ないんじゃないかと思います。とにかく距離を走らねばならぬので・・きつい。この紅葉の時期くらいですかねぇ・・・出撃増えるのは。

ただここまでいろいろ出掛けられるのは、一人暮らしだからだと思います。おなじ状況で日本だったら、もっと出かけているでしょう。北海道とか、九州とか・・こっちより短時間で目的地に行けますからね。いろんな面白いお店も多いし、食い物もうまい。

これが、カミサンが一緒だとそうはいきません自分ばかりあちこち出掛けていちゃいかんという自己規制が働きます(笑)。まぁ2人暮らしになると家にじっとしているというワケじゃなく、出かけるところが変わるのと撮影カット数が減るというだけですが。

ということで、サンクスギビング明けにはカミサンが来て暫く滞在します。そろそろ部屋の片付けや、掃除をしなくてはいけません。その前にあたくし日本に行きますもうあまり時間がなかったりします。大変だ。

【写真集】マイケル・ケンナ他 [カメラ&写真]

先日の日曜日。サウスカロライナの州都、当地から車で2時間くらいのコロンビアの美術館で開催されているマイケル・ケンナ(Michael Kenna)の写真展「ベネチア」が最終日を迎えていました。既に観に行ったのですが、もう一回観にいこうかどうか・・・ちょっと悩んだ朝。でも、結局一日OFFにしました。家の中の仕事とかもしなくては・・・。 な〜んてことを思いながらネットをちょろちょろ・・・

 マイケル・ケンナの写真集2冊ポチッ
 ナショナルジオグラフィックの写真集2冊ポチッ

結局、お出かけするより金を使ってしまったわさ (T_T)

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「Japan」 Michael Kenna

  1987-2002年にかけてマイケル・ケンナが間に日本に取材した作品集です。
  まず装丁が・・・凄い。
  これがマイケル・ケンナの持った「日本」のイメージなのかな~過剰包装(爆)
  今の日本というより古い日本を表現した感じ。
  もちろん意識的にですが・・・地合いを黄色くした写真が多いです。
  これも日本のイメージなのかしら??? 
  それにしても、日本津々浦々、行ってます・・・すごいよ。

  こちらもどうぞ

「Retrospective Two」 Michael Kenna

  名作のダイジェスト版かですね。
  写真展の会場のテーブルの上に置いてあったのが確かこれでした。
  撮影対象はさまざまなんですよ。
  自然あり、人工物あり、工場だって、原発だってある
  何に対しても同じように向き合って、「ケンナの写真」に仕上げている。
  ちょっとビックリしたことが・・・序文っていうんですかね、
  ヒューストン美術館の人が書いてるんだけれど・・・
  日本語訳が掲載されてんの・・・日本版と共通なんだね。

ナショナル・ジオグラフィックの2冊は小型本です。

「Through the Lens」

 ナショナル・ジオグラフィック」の1世紀以上に渡る世界の写真のストックの中からセレクトされた写真集。小型ですが超贅沢。

本屋でみて気に入って、Amazonで購入・・・と、(^^;

紹介ページはこちら

 

「The Photographs」
 ナショナル・ジオグラフィックなので基本はドキュメントなんですが、風景、動物、魚、人・・・の世界中の写真。紹介ページはこちら
 
上の2冊ともアマゾンでは$12くらい。
 内容、装丁からすると、とてもお徳
  このシリーズ一部はiPhone版もあるようです。

  

タグ:写真集

玉にキズ [カメラ&写真]

1年くらい前、スリック自由雲台を買いました。
マンフロのカーボン三脚#190に取りつけ、それをザックのサイドに固定して山を時々歩きました。
今・・・キズだらけ・・ですわ。

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山に上がると、結構岩の隙間を抜けなきゃいけないことが多いんです。
これはね、きっと確実に日本より頻度が多い。
そのときにガリガリっとやっちゃう。

日本は、樹の枝に引っ掛け、わ~って仰け反ることはあっても、岩でガリガリやっちゃうことって、そんなには無かった気がするんです。アメリカ・・気を付けなきゃいけない点です・・はい。

でね、外が傷つくのは問題ないのですが、玉にキズが結構ついちゃってるんですよ。
もともとの精度がいい分、これでかなり動きが悪くなってしまっています
ザックに付けての移動中は頭にカバーとかかぶせたほうがいいんでしょうね。

自由雲台は厳密にフレーミングしようと思うと辛いので、マグネシウムの3way雲台も買おッ。

FlickerにGrandCircleシリーズアップ開始 [カメラ&写真]

flickerにグランドサークルシリーズのアップを開始しました。


まずZIONから。似たような写真ばかりになっておりますが・・・異なるカメラによる撮影だったり、処理が違ったりしております(笑)。TX10で撮影した写真をまぜてクオリティーに遜色がないかどうか試したり・・・。いくつかの写真はモノクロ化もしています。岩・・・地層の色がZIONの特徴なので、モノクロにすると普通の岩壁の写真になっちゃうのですが。一般化した岩壁の写真・・それはそれでいいかな、と思って絵を作りました。

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ブログではあまり大きく掲載できなかったスイングパノラマ(by SyberShot TX10)の画像もアップしてあります。あたくし、この機能気にいっているんですよ。今、この機能を搭載しているのはSONYのカメラだけですよね。キラー・ファンクションだと思っているのですが、あまり話題にはされないような気もします。TX-10の溢れんばかりの機能のうち、使っているのはこのスイング・パノラマとHDRくらいです。

フリッカーにアップした写真はあのサイズ(オリジナルサイズを長辺1500ピクセル程度に調整してあります)で見る限りではまずまずの絵なのですが、実は細部の品質はかなり悪いです。

ひとつは初代EF16-35mm/F2.8L USMのクオリティーの悪さ。これ、フイルム時代でも芳しくなかったのですが、デジタルではさらに粗が目立ってしまいます。新型かF4の広角ズームに換えるべきなのでしょうね。EF17-40mm F4.0L に換えようかなぁ・・・$799.00。もし、モデルチェンジしたら即買い予定。手振れ補正機能付けて高くしたりしないで欲しい・・・けど。

もうひとつが撮影時の注意力の無さによる画質の悪化。フイルム時代の中判、大判での撮影だと、それなりに気を使って撮影が出来ていた(それでもミスする)と思うのですが、どうしても小型カメラだと撮影がいい加減になってしまいます。ここ数年、ぶれたっていいやくらいの内容の撮影しかしてなかったこともその要因のひとつかもしれません。深く反省しております反省が即改善に結びつかないのが最大の問題ですが。



SONY α77 [アメリカ生活]

今、購入する可能性のもっとも高いカメラがSONYのα77です。
α二桁シリーズは、一眼レフではありません。ミラーレスカメラでもありません電子ビューファインダーが採用されたシステムカメラです。異論は多いのでしょうが、SONYの持つ技術を、この種のカメラの差別化に利用するためには必然的な選択なのだろうなと個人的には評価はしています。

既に市場にでているEVF一眼α55などと基本的には同じなので、目新しい話はほとんどありませんが、自分自身の整理のために少し機能のおさらいをしておこうと思います。

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Blue Ridge Parkwayにて

EVF(電子ビューファインダー)
約235万ドット相当の有機ELということで、たぶん品質は良いのでしょう。画質に関してそれ以上のことは実際に見ていないのでわかりません。公称視野率100%倍率は約1.09倍で、α700の0.9倍より2割以上も大きいです。このあたりはEVFならではのメリットだと思います。

マニュアルフォーカス時に、ピントが合った部分の輪郭を色つきで強調表示します」らしいです。あと、部分的な拡大も可能とのことで、じっくり撮影する場合のピント確認などが容易にできそうです。じっくり撮影ってあまりしないですけどね。

EVFのもっとも大きいメリットは撮影結果がモニターできるという点でしょう。プレビューボタンを使えば、通常の設定絞り値の効果が確認できるようです。これは一眼レフの光学ファインダーでも可能なのですが、プレビューで絞り込むと真っ暗になってしまいます。たぶんα77では、それを明るいまま表示してくれると思います。

光学ファインダーの「見え具合信奉者」がいらっしゃるのですが、私は必ずしも拘りません。今の一眼レフの光学ファインダーは明るさ重視のため、実際よりピントがあって見えてしまうのです。これは実際にボケ状態を気にして撮影するときにはかなり気になります。一旦撮影してからモニターで確認して場合によっては撮りなおすというということもときにはあります。EVFなら撮影結果に限りなく近いはずで、ファインダーの中でそれを見ることができるというのは大きなメリットでしょう。シャッタースピード効果や各種設定の効果なども撮影前にモニターできるのも同様にメリット。ただ、最もフイルム時代にはこのような類のものは全部経験則でやっていたんですけどね。

背面液晶モニターも3軸チルト。もうアングルファインダーは不要です。腰痛に鞭打ったり、無理な姿勢をして背筋を痛めたりすることも少なくなるでしょう。

デジタル水準器」も画面表示できるそうです。いやぁ至れり尽くせり。

細かい話ですが、ファインダーからの逆入光による誤測光も無し。結構めんどうなんですよ・・・これ。朝夕、太陽を背中に背負って撮影するときなんかは、かなり影響されますんで。

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Grandfather Mountain

さてα二桁シリーズの最大の特徴である「トランスルーセントミラー・テクノロジー」とSONYさんが呼んでいる透過ミラー方式。無駄なものが光路中に存在するという欠点はあるものの、様々なメリットがあります。

撮影中もイメージセンサーとAFセンサーに光が導かれ、位相差検出方式AFが常に駆動・・・ということで、連写中も高精度でAF追尾が可能
ミラー駆動がないため高速連写適性に優れる
ミラー駆動がないためミラーショックがない・・・後述する電子制御シャッターを使えば、露光前に振動を発生させる要素は無くなります。これ結構、効果が大きいんじゃないかな。

あと、撮像素子の前にミラーが固定されているんだから、撮像素子へのゴミ付着が少なくなるんじゃないの?(もちろんミラーへのゴミの付着はあるけど)と思っております。ミラーについたゴミはおそらく撮像素子に付着するゴミよりも画像への影響が少ないはずですからね。α55なんかで実績が出ているのだと思うのだけど、実際のところはどうなんでしょう。カバー効果だけでなくミラーがパタパタしないだけでも、カメラ内部でゴミが暴れることは少なくなるような気はします。、ただ、ミラーを跳ね上げることで、撮像素子の清掃はできるということにはなっているので、撮像素子へのゴミ付着が無くなるということは無いようですが。

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Great Smoky Mountains
キヨハラ・ソフトで撮影

メカニカル後幕シャッターと同調してスリット露光を行う「電子先幕シャッター」機能を搭載することで、レリーズタイムラグ約0.05秒を実現・・・とあります。カメラ用語の意味も変わってしまいました。昔はメカニカルシャッターと言えば、電子制御無しで作動する純機械式シャッターのことを言ったものです。今ではいわゆる電子制御式シャッターをメカニカルシャッターと呼び、撮像素子の中で電子的にシャッターのような処理をすることで機械的な動作を無くした構造のものを電子シャッターと呼びます。「電子先幕シャッター」OFFで、メカニカル電子先幕シャッターを選択することも出来るようです。

ただ、レリーズタイムラグ約0.05秒といっても、EVFファインダーって現実よりも僅かに遅れた画像が表示されるはずなんですよね。だからEVFファインダーで最高の瞬間を捕らえたときにレリーズしたって、もはや手遅れのような気がするんですけど。まぁ秒間12コマなんで、決定的瞬間の前後で連写しろと、そういうことでしょう。じゃぁレリーズタイムラグなんて言うな・・・みたいな話。あっ、もしかして透視ファインダーなんか発売しちゃうのかしら。

露出ブラケットが3.0EVステップで設定できるようになっているのもα700から見ると進歩です。これはHDR用の素材撮影にはとってもありがたい。もちろんオートHDRモードも搭載してるんで、完全自動でHDR画像を得ることも可能・・・ずぼらな私は使っちゃうんだろうなぁ。

マグネシウム合金外装、防塵・防滴配慮設計、レリーズ耐久性約15万回。
男心をくすぐるってやつですか??

さらにGPS機能内蔵。実用性はともかく、搭載されていること自体はよろしいのではないでしょうか。

Dレンジオプティマイザーは健在。これは、RAW記録と併用しておけば常用もできる。多彩なクリエイティブスタイルも健在。α700には無かったピクチャーエフェクトなるものも搭載されています。これは最近の流行なのでしょうね。

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Table Rock
SONY TX10 スイングパノラマで撮影

あとはSONYのコンデジではお馴染みの機能がいくつか。
  「スイングパノラマ
    これはとても嬉しい。めっちゃ使ってます。
  3Dスイングパノラマもね
    こっちは使って無いけど。
  顔検出スマイルシャッター個人顔登録・・・
    使わないけど。
  手持ち夜景モード・・・
    これは高速連写した6枚の画像を重ね合わせて一枚の絵にする。
    これもTX10に搭載されているけどまだ使ったことは無い。

まぁしかし機能満載。全部は使わないけれど、いままで出来なかったことが出来るってのは、やはり価値はあります

こうして自分を暗示にかけていかないと買い物が出来ないあたくしでした(爆)

タイの洪水でα65や、NFXの生産ラインが被害を受け、発売延期が伝えられていますが、α77には影響は無いようです。国内生産なのかな。

タグ:カメラ

テーブル・ロック・マウンテン [アメリカ観光]

先週土曜日10月21日はサウスカロライナとノースカロライナの州境にあるテーブル・ロック・マウンテン(Table Rock Mountain)に登ってきました。夏の終わり頃に山麓を訪れた折、涼しくなったら登ろうと思っていた山です。あの時期はまだ暑かった。今はもう朝の気温が0度に近いくらいです。もっとも昼間は25度とかに上がっちゃうのですけれど。

ここらあたりだと、自宅から2時間程度で来ることができます。多少遅めに自宅を出ても、夜明け前に到着できます。この日、登山口の駐車場に到着したのは6時半頃でした。夏時間なのでまだ真っ暗です。

広い駐車場には2台車が止まっていましたが、人の姿はありません
目の前の池にはわずかにが立ち昇りはじめています。湖畔の木々は僅かに紅葉。明るくなったら少しここで撮影してから、登山道に向かうことにします。

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Pinnacle Lake

写真を撮影し終わる前に、2台ほど車が駐車場に入ってきて、山支度をしたハイカーがTrail Head(登山口)に向かっていきました。

私は8時少し前に出発。登山口にはネイチャー・センターという名前の小さな案内所のようなものがあるのですが、当然のことながらまだ空いていません。入山者はレジストレーションをするようになっているようだけれども・・・まぁいいか。

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ここはいくつかの山、ハイキングコースの起点になっていますが、今日の目的地はテーブル・ロック・マウンテンの山頂です。このあたり一帯はテーブル・ロック州立公園(TABLE ROCK STATE PARK)となっており、公園の名前になるくらいだから、さぞかし良いところなのであろう・・・と、そう思っただけです。ガイドブックに行程は6.8miles 3 3/4hrと出ていました。おそらく昼過ぎには下山できるでしょう。

暫くは小さな川沿いを歩きます。岩盤の上を滑るように流れる水この辺りだけを撮りにきても良さそうです。ようやく木々のてっぺんあたりに陽が当たり始めました。

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Creek

分岐。地図を見ないで歩いていたため、道を間違えました(^^; 右へ行かなくちゃいけなかったのです。左は山に上がる道ではなく周遊コース。右の道が正しい事はわかっていたのですが、左に行って大回りしても、合流できるのかなと思っちゃったんです。しばらく歩いてからガイドブックを確認したら、そうじゃないことがわかりました(^^; そんな感じでいい加減に歩いているのですよ・・・私GPSの電源を入れるのもすっかり忘れていました・・・ここでON

正しい道に戻ります。30分くらいのロスだったでしょうか。

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Garminをときどき見ながら歩きます。ところがインストールしてある地形図が変なのです。山の中に実際には存在しない道路が描かれているのですよ。Table Rock Mountain Trailと名前が付けられていますが、車が通れる幅の道路のマークで描かれています。しかも今歩いている実際の登山道のルートとは明らかに異なるルートです。実際の登山道は何度かこの幻の道路と交差するのですが、もちろんそれらしきものは見当たりません。廃道になったとしても痕跡くらいはあるはずで・・・。 この幻の道路、等高線と垂直に交わっているんです、要するに直登しています。登山道でさえジグザグなのに・・。どんな車が走れるのでしょうか(^^;あっ、ひょっとして地下か・・・・謎??  アメリカの地図、アバウトです要注意

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少し開けた場所に東屋・・・これ、英語ではシェルターといいます。一組のハイカーが休憩中。私はそのまま脇を通過し、一気に稜線まで上がります。稜線でリッジ・トレイルRidge Trailに合流。右に行けばTable Rock、左に行けばPinnacle Mountain。今度は間違わず右へ。稜線歩行は意外と長く、樹林帯で展望がないこともあって、ちょっと退屈でした。

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Governor's Rock
右手に見える山がPinnacle Mountain

大きな露岩の上に出ました。山頂かな・・・と思いましたが、その手前のGovernor's Rockという場所のようです。写真を撮っていたら、東屋で休憩していたハイカーも到着。最初の一言は「山頂?」でした。山頂はまだ先です。

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Table Rock Summit

さらに歩き、一番高そうなところに到着すると、樹林帯の中に「TABLE ROCK SUMMIT」の看板。あれぇ・・・こんなとこなの??? だって山頂が一番展望がいいんだろうなぁと想像するじゃないですか。ちょっとしらけムード・・・。一応看板の写真だけ撮って下山開始・・・あれ、こんなとこにも踏み跡が・・・あ、こっちか!!。 そこには先ほどの露岩と同じような感じの場所がありました。登山道はその岩の下を通っているので、山頂目指して一直線に歩くと見過ごしちゃうのです。気がついてよかった。

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ハイカーの数が増えてきました。まさに続々という感じで登ってきます。子供たちも多いです。下山中にすれ違った登山者は優に200人は超えていたと思います。駐車場に戻ると既にそこは満車状態少し離れた場所の駐車場も一杯・・・って感じでした。かなり人気のトレイルのようですね。

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帰りにOutdoor Photograoher紙に載っていた写真の撮影地を探ろうと思い、それらしき方面に寄り道してみました。どうやらダートの私道を延々と走らなければならないようです。ハイカーには開放してあるとは書いてありましたが、車で入っていいんだかどうだかわかりません。しかもそれでその撮影地にたどり着けるかどうかも不明。簡単には撮れない写真なのだなぁと納得し、とりあえずこの日はこれでおしまい。

紅葉のグレートスモーキー・マウンテンズ [アメリカ観光]

10月16日の日曜日はグレート・スモーキー・マウンテンズ( Grate Smoky Mountains)方面に転戦。

土曜日に訪れたチムニーロック(ChimneyRock)とは、ノースカロライナ(North Carolina)の山都アシュビル(Asheville)を挟んで反対側になります。チムニーロックは東側、グレート・スモーキー・マウンテンズは西側。なので、泊まったほうが効率が良いのですが、帰っちゃうことが多いんですよね。ガソリン代と宿泊費・・ぼろい宿を選べば、宿泊費のほうが安い。

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Black Balsam Knob Rd から

アシュビルからブルーリッジ・パークウェイを西へ。この道、AshevilleからBlack Balsam Knobあたりまで、東側が開けた展望場所が何カ所かあり朝の撮影に利用価値が高いのです。今回は良い場所をひとつ見つけました。Yellowstone prongの先でブルーリッジ・パークウェイから分かれるBlack Balsam Knob Rdです。道路の途中、Yellowstone prongを見下ろす形で東側が開けます。なかなかの好条件。この日の朝はここで。最初から朝はここで撮るって決めて出かけることもあるのですが、今回のように走りながら現場で決めることのほうが多いです。

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夜明け前から車がびっしりのBlack Balsam Knob Rdの駐車場
出足の鈍いアメリカ人の場合、このような状態になっているのは珍しい(と思う)
しかも今日は日曜日で、午前中は教会でしょうに・・・

ここで驚いたことがあります。この付近のブルーリッジ・パークウェイの駐車場、そしてこのBlack Balsam Knob Rdの路肩・・・車がびっしりなのです。まだ夜明け前なのですよ。でも人の姿は全くありません。Overnightなのか、夜明け前に登りだしているのか・・・。この付近、Black Balsam Knob(6201ft)Tennent Mountain(6056ft)などへのTrailがあるので、そのあたりに登っているのだと思われるのですが、とにかく車の数が尋常ではないのです。なにかイベントでもあったのでしょうか・・・ちょっと調べてみたいと思っています。Black Balsam Knobまではたいした距離ではないので、そのうち登ってみるつもりです。

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Blue Ridge Parkway
標高によってはもう葉が落ちてしまったところも

朝の撮影後、ブルーリッジ・パークウェイをそのままグレート・スモーキー。マウンテンズ方面へ。もうあたり一面黄葉、紅葉。ただ、特徴のある山があるわけではないので、どこを撮っても同じようなものになってしまうのが難点です。

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グレート・スモーキー・マウンテンズ国立公園(Grate Smoky Mountains National Park)に入り、ニュー・ファウンド・ギャップ・ロード(New Found Gap Rd)をテネシー方面へ流石に紅葉のピークの週末。いつもより車の数が多く、人気のトレイル・ヘッド付近には車がびっしりです。もう時間はお昼近く・・今からじゃ無理ね・・って、感じ。とりあえず一旦テネシー側の山麓、ギャトリンバーグまで行って、引き返しながら撮ろう・・・そんなつもりで車を走らせました。

しかし、その判断が間違いだということに気がつくのに、さほど時間はかかりませんでした。ギャトリンバーグ側・・反対車線・・・大渋滞引き返すのは 無理!!

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Big Creek近くを通るアパラチアン・トレイルは紅葉真っ盛り

予定変更・・・グレート・スモーキ・マウンテンズ国立公園の東側にあるBig Creekに目的地を変えました。ただ標高が低いので、紅葉は無理かも。国立公園のちょうど境界線のあたりを右回りで迂回、ちょこっとダートも走りながら気持ちよくBig Creekの入口に到着。

ギャトリンバーグ、ニュー・ファウンド・ギャップ・ロードに賑わいが嘘のような静かな森です。トレイルの途中にMouse Creek Fallsという滝の名前の記載があったので、そこまで往復することにしました。

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Horse Trailer Parkingの看板

どうやらここは馬と一緒に遊びにくるところのようですね。馬用のトレーラー専用の駐車場が確保されています。

トレイルも・・・馬糞臭い馬糞・・あちこちに・・かなり慎重に足を運ぶ必要があります。なかなかやっかい。

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人馬共用のトレイルなのでした
自分で愛馬を連れて来て乗るのだと思います。
ワイルドな趣味(^^;
ハーイ!! などと片手を上げながら撮るのでブレます・・・(^^;

目的地の滝は・・・うっかりすると行き過ぎてしまうくらいの(行き過ぎました!!)小さなもの。秋だから水量が落ちているとは言え、これを滝とは呼ばんよね。うーむ、でも、ネズミ川のネズミ川滝だからしょうがないか!!

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Mouse Creek Falls


チムニーロック@ノースカロライナ [アメリカ観光]

10月15日はノースカロライナにあるチムニーロック(Chimney Rock)という観光地に出かけました。
レイク・ルア(Lake Lure)という湖の近く。このあたりはまさにリーゾート地という雰囲気です。

公園の入口には9時過ぎに着いたのですが、閑散
アメリカ人は出足が遅いとはいえ、え~っと思うくらい。

ゲートで入場料の支払い。

明日の日曜日には紅葉ハイクのようなものが企画されているということだったので、
紅葉を期待したのですが、まだちょっと早い・・・という感じ。

ハイキングコースがいくつかあり、ゲート近くの駐車場に車を止めてそこを歩き始めるハイカーが何組かいましたが、あまり写真にはならなそうな雰囲気だったので歩くのは止め。

道路の終点の駐車場から、この公園の名物である「チムニーロック」まで登るエレベーターは今クローズだとのことでしたが、得に影響は無いのでそのままGo。

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ChimneyRock 駐車場から

その、駐車場にしてもまだ車の数はさほどでなく、人もちらほら。
ほぼ「階段」の歩道を歩いて、チムニーロックを目指します。階段って結構つかれる。

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Chimney Rockへ

チムニーロックから上にもトレイルは続いており、少し上まで登れます。

チムニーロックはちょっと上から撮るのがよろしい。

いちおうトレイルの終点まで行って降りてきました。

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気がついて見れば人、人、人・・・・
アメリカ人、出足遅っ・・・いつものことでした。

門前町状態になっている公園の前の道路も、人、人、人。

そこを抜けて私はアシュビル方面へ

チムニーロック付近の紅葉はたいしたことが無かったのですが、アシュビル方面に向かう道の紅葉はなかなかでした。

そしてブルーリッジパークウェー(Blue Ridge Parkway)に入ります。

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道路沿いに手軽なTrailがたくさん。
自転車・ 進入禁止

ここで紅葉を堪能・・・グラッギーガーデンズまで行って帰ってきました。

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Blue Ridge Parkway沿いのTrail

「こうよう」のお話 [ひとりごと]

先週末の話をなかなか書けません

10月前半はこのあたりではたぶん自然写真撮影において1年で一番忙しい時期です。

そう、紅葉です。
私のメインフィールドはノースカロライナの山。その紅葉の時期が10月なのです。
土曜、日曜と、2日連続で出陣しました。

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Blue Ridge Parkway (North Carolina)
10月16日 北側の斜面の一部ではもう紅葉がほとんど終わっていました。

紅葉」は、「黄葉」と書いたりもします。どちらも読みはこうよう」です。

日本では「こうよう」の代表は「もみじ」です。どちらも漢字で書くと紅葉」です。

樹種としての「もみじ」は「かえで」とも呼びますね。どちらかというとそのほうが一般的。
代表的な樹種としては「いろはかえで」なんてのがあります。

こうよう」する樹は、ほとんどが「こうようじゅ」です。
これは「広葉樹」で「紅葉」とも「黄葉」とも関係ない言葉です。
日本語は難しい。

「かえで」の多くは赤く色づきますが、その他の樹では黄色く色づくものが比較的多いです。

樹だけでなく、草も色を変えます。「草紅葉(くさもみじ)」・・・そんな呼び方をします。

わたしは、赤く色づく葉が少なく、全体的に「黄色」に見えるとき「黄葉」と記述することが多いです。
たとえば「落葉松の黄葉」というように。

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Blue Ridge Parkway (North Carolina)
これだと「黄葉」です。

一方、京都の秋などは紅葉と表現するのが相応しいです。

北アルプス涸沢の秋は、「ナナカマドの赤」と「ダケカンバの黄色」の競演。
ですけれど、赤いほうがなんとなく偉い感じがして、「紅葉」と書いてしまいます。

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Blue Ridge Parkway (North Carolina)

ブナなんかは、中間ですね。
茶色といってはあまりにも風情が無いけれど、色温度の低い朝有の光線を受けると赤く染まり明るくまぶしい光では金色に輝いて見えたりします。

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Blue Ridge Parkway (North Carolina)
朝の光は赤を強調します

光による木々の葉の色変化(いろへんげ)は、写真家の気持ちを高揚させます。

あれ? なんの効用もないことを書いてしまいました。
ということで、先週末の話はこの次にします。

グランドサークルの旅 番外編 [カメラ&写真]

今回のグランドサークルの旅、全部合わせて撮影記録量は74GBになりました。
CFカードからVAIOノートにデータをコピー、そしてバックアップのため、さらに小型HDにコピーというのが、旅の間の夜のルーチン作業。記録量が増えたのはかなりの部分をRAWデータで撮ったためです。

とにかくあわただしい撮影ですので(今回に限らないのだけど)、現場での判断は出来るだけしたくないのです。RAWデータなら少なくとも、色温度、色調なんかは撮影時には適当にしておいても大丈夫。気を付けていなければいけないのは、ISO感度絞りシャッタースピード手振れ補正・・くらい。あっ、それと撮像素子上のゴミ!!

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モニュメント・バレー
こんな写真ではチョー目立つ撮像素子上のゴミ(T_T)
毎日、夜、掃除とチェックはかかさなかったけれど、
こんな砂埃だらけの世界でレンズ交換なんかしてたら速攻でアウト。

手振れ補正では今回少し失敗したんです。早朝、モニュメントバレーで今回初参戦させたタムロン70-300を装着したEOS5Dを三脚に据え付けて撮影していたんですが、微妙にブレるんですよ(もちろん拡大して見ないとわからないレベル)。あっ、そうかそうか・・・このレンズは手振れ補正機能付きレンズだった(^^; おそらくはミラーアップやシャッター動作の振動をレンズが感知して補正しようとするんでしょうね。でも三脚に載ってるから、振動の減衰が速い。結果、振動が止まっているのにも関わらず、過剰に補正動作をしてしまってブレるんだと思うんです。三脚がしょぼかったせいもあるでしょうけど・・。とりあえず補正を切ったらぶれなくなりました。

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モニュメント・バレー

ふだん、三脚使わないもんだから、気にしなくなっちゃってるんだよね。

逆にときどき手持ち撮影で、ブレ補正してるつもりが、してなかったりとかもする
撮影し終わってからギャーって(^^;
αなんかはボディ内補正で、ファインダーの揺れが止まるなんてこともないから気がつかない。
もちろんファインダー内にON/OFFの表示は出るんですよ。でもいちいち全部確認しないから・・・

ホント、最近の道具は面倒くさいです。三脚に装着したら自動でブレ防止機能OFFになったりしてくれないかな

ISO感度も重要な設定条件のひとつ。
どうでもいいときは、AUTOにして上限リミットかけておくんだけれど、風景撮影では低い感度に固定します。それで問題になることはほとんど無い。逆にマニュアルで感度上げて撮影したときに、これを戻すのを忘れる。絞り値とシャッタースピード確認すればすぐわかることなんだけれど、そのまま撮っちゃう。なまじモニターで「撮れてること」を確認できるもんだから緊張感がない。昼間の屋外でISO3200・・・って、どんなだよ!!

あとは、色温度。私はほとんどの場合、設定はデーライト(太陽光・昼光)にしています。これ以外の設定にすることは、室内で適当に適当なブツを撮影するときくらい。これも設定変更すると戻すのを忘れる。でもRAWで記録さえしておけば、これに関しては間違ったって問題なし

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アンテローブ・キャニオン
色味が偏った被写体ではAWBにすると補正されて変な色になってしまいます

これまでHDR合成用の素材を撮影するとき、いちいち細かく設定を変更していたんです。
記録はJPEGのみ(勿体ないから・・・貧乏症)、色調はスタンダード2EV差で3段階露光連続撮影モード・・・とかに。
これもまたチョー面倒くさい

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HDR合成&処理

そうか、設定を登録しちゃえばいいのか・・・って、今回の旅の途中で気がつきました(遅っ!!)
そうすりゃ楽です。EOS5DではC1に登録。今は楽してます。

今月前半にあったこと・・ [最近の話題から]

 この2週間、ジョブズ氏の死去iPhone4の発売iOS5のリリースタイの水害Fuji X10の発表世田谷の放射線騒ぎ、その他いろいろありましたが、そんな話題にほとんど触れることなく、グランドサークル旅シリーズをひたすら掲載してきました。ひとまずこれで終わりです。細かい事はすぐに忘れちゃうんで、自分のための覚書という意味でも、とにかくブログだけは早めに書いとかなきゃと思ったんですよ。これから、fliker用の画像などの製作に入ります・・・って、いつものようにほとんど作業は進まないでしょう。全ての作業がスタック中(爆)

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Chimney Rock Park

 それが近いことは大方予測はされていたものの、ジョブズ氏の逝去は残念でした。私がMacを使い始めたのはジョブズ氏がAppleにいない時期からでしたが、復帰されてから発売された製品も随分買いました。G4iMaciPodiPhoneiPad・・・その他周辺機器。私はMac,Win併用派ではありますが、メインはApple製品です。思想が統一されているので結局Appleの製品を選択するとスッキリまとまるんですよね。その思想の源であった、ジョブズ氏の逝去でAppleが今後どう変わるか、変わらないか・・ですね。

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Blue Ridge  Parkway

 iOS5は早速インストールしました。同時にいくつかもAPPもバージョンアップされ使いやすくなっています。facebookアプリなんかはかなり変わって使いやすくなりました。iPhone4はまだ買って1年だし、変えるつもりはありません。当面このまま。写真機能がずいぶん強化されたようですが、基本的にはfacebookアップ用と位置記録用の写真しかiPhoneでは撮らないので、私にとってはさほど大きなメリットはありません。かみさんのiPadはまだ日本でVer.4のままです。11月にiOS5化の予定。

 iCloudはいままで手作業でやらなければならなかったことを自動でやってくれる・・・と、現時点ではその程度のものかな。いまのところiCloud ミュージックは日本のiTunesでは使えないですからね。それにCloudに投げておけば、iPhoneの中にデータが無くても大丈夫なんていったって、アメリカじゃいたるところ(私が行動するところかな)「圏外」だし、通信速度も劇遅なので、イザというときにはまるで役に立たないです。

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Blue Ridge Parkway

 カメラの話。ちょっと前に「α77買うぞ~」なんて騒ぎましたが、いまは冷静になり、「どうしようかな~」なんて考えてます。
要らんのですよ、今以上の性能が・・・自分にとっては。とりあえずEVFを自分の目で確かめてからですね。画質その他もろもろも情報収集中。

 なんてことを書いていたらEOS1Dxなんていうカメラが発表されました。EOSのフラグシップ。これまでEOSには連射性能優先機(1D)と画質優先機(1Ds)と2種のフラグシップが存在していましたが、それをひとつのモデルに統合。画素は1Ds markIIIより少なくなるので、一歩後退のようにも見えますが、この手のカメラとしてこれ以上の画素数の要求は少ないと判断したのでしょう。さらなる画素数が必要ならば、他社の中判機種を買え・・と。それもひとつの考え方だと思います。結果として実用的ないい感じのスペックにまとまっているんじゃないかという印象を持ちました。でも私には必要ないし、重くて使えません。とかいいながら、あれだけの高感度性能だと何でも手持ちで撮れちゃうよなぁなんて・・・ちょっと(^^;    ものすごく無理をすれば、買えない値段ではなかったりするのも微妙(爆)

 そうそう、FujiからもX10の発表と同時に、レンズ交換式ミラーレスカメラ発売宣言がありました。コンパクトで、かつ高画質で多くのシーンにそこそこ対応できるカメラは持っておきたいので、興味はあります。今は持ってないのですよ。X100の撮像素子、エンジンを元にしたものであるとすると、相当期待はできそうです。もしそうならお値段はちょっと高いものにはなるでしょうが、思いっきり高い価格帯で、クラシックデザイン系のオリンパスPENなどと住み分けができれば、業界的にはいいかなと。各社やたら参入した結果、売れ筋スペックの似たようなカメラがずらずら並ぶようじゃつまらないですから。

グランドサークルの旅23 ノースリムの朝 [アメリカ観光]

グランドキャニオン・ノースリム(Grand Canyon North Rim)

翌朝も同じ場所に夜明け前からスタンバイ。
まずは星空撮影から。
遙か先、サウス・リムに光るのはホテルの灯でしょうか

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ロッジ下展望台より

明るくなってから、歩いて10分ほどのところにあるブライトエンジェル・ポイント(Bright Angel point)に移動。その移動中に日の出を迎えました。

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ブライトエンジェル・ポイント付近


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ブライトエンジェル・ポイント
日本とまるで同じですよね・・こういう感じは(^^)

ブライトエンジェル・ポイントはなかなか面白いところで、柵が設置された展望台以外に、いたるところに水平な表面を持つ岩があり、そこによじ登って、景色を眺めたり、写真を撮ったりできるのです。もちろん足を踏み外すと真っ逆さまなので自己責任・・・ですが(^^;

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あたりで一番高そうな岩のテッペンに登ったらこんなものが・・・
United States Geological Survey(^^)

グランド・キャニオンは確かに谷なのですけれど逆に見れば標高2000m超級の山岳です。
リムからの絵としては、山頂からの展望・・・立山から黒部渓谷を見るというのと変わりません。
なので完璧な晴天よりも、雲が沸き、霧が流れ、スポットライトが崖に当たり・・・なんてのが嬉しいのですが、このドライな土地柄では、そんなチャンスもなかなか無いのでしょう。それはきっと贅沢な要求なのでしょうね。

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ブライトエンジェル・ポイントより 朝のキャニオン

ハーフNDフィルターを付けているフォトグラファーを見かけました。「Outdoor Photographer」という雑誌にグランドキャニオン撮影のTipsとして、「渓谷の下はいつも暗く、その上は明るいのでハーフNDを使うと良い」というようなことが書かれていました。たぶんその方は。それを読んで実践しているというわけではなく、いつもこのようなシーンでは使うようにしているのでしょう。こちらではハーフND使っている人を時々見かけるのですよ。ハーフNDはレンズにねじ込む円形フィルターではなく、専用フォルダーに装着する角型フィルターなのですぐにわかります。逆にこれ、日本では使っている人をあまり見かけたことがありません欧米のフォトグラファーの写真では、空がかなり暗く落ちているものをよく見かけるので、かなり焼きこむんだなぁ(デジタル処理も含む)なんて思っていましたが、今思うとハーフNDを使っているケースが多かったような気もします。最近ではHDR処理で被写体の明暗差をカバーするケースも多いですが、ハーフNDを利用して見るのもいいかなぁとちょっと思いました

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ケープロイヤル展望台にて
朝の撮影終了後、ちょっと天気は悪化・・・
サウスリムでは雨が少し降ったかもしれません。
こんな条件のときは迷わずHDR

ロッジをチェックアウトしたあと、少し離れたケープロイヤル(Cape Riyal)という展望ポイントまで行ってみました。ロッジから片道で30分以上かかる、かなり離れた展望ポイントです。絶対見なきゃいけないポイントというわけでもないのですが、きっと二度と来ることは無いから時間があればできるだけ見ておこう・・・という感じです。

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ケープロイヤル展望台にて ロッジ前からの展望とはかなり雰囲気が異なります。

基本的にノース・リムの台地は針葉樹に覆われています。しかし部分的に白樺(Aspen)の森が存在しており、ちょうどその黄葉が真っ盛りでした。これ、山火事の影響なんですね。火事のほとんどは落雷によるものだそうです。

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アスペンの黄葉が真っ盛り

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落雷、針葉樹林の消失・・
陽樹であるアスペンの芽生え〜成長、モミや松などの針葉樹の芽生え〜成長
アスペンの消失〜針葉樹の森へ・・・
これが繰り返される


セントジョージ空港までは4時間弱。フライトは午後7時過ぎなので、時間的には余裕です・・・時差が1時間あるので要注意だけど。で、心配なのが空港の位置。ナビに示されている空港は古い空港新しい空港の正確な位置は不明。ただ小さいとはいえ流石に空港なので、インターステートに案内表示くらい出ているでしょう。最終手段はiPhone。レンタカーに乗り込む前にそこで写真を撮ったので、位置情報が記録されているのです・・・念には念を。実際にはその最終兵器に頼ることなく、空港に到着しました。

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 Saab 340

ソルトレイクまでのフライトはサーブの双発機でした。
ソルトレイク発は深夜・・翌日になります。
アトランタ着は朝。レンタカー代と宿泊費の節約ですな。

いやぁ、朝のアトランタは寒かった
標高2500mのノース・リムの朝より寒いような気がしました。
10月・・・すっかり秋です。




グランドサークルの旅22 グランドキャニオン・ノースリム [アメリカ観光]

グランド・キャニオン(Grand Canyon)はたぶん日本人が一番良く知っているアメリカの国立自然公園の名前でしょう。ご存じコロラド川が大地に刻んだ大峡谷

長さは446km
巾は最大で29km。
リムの標高はノース・リムで約2500m
コロラド川との標高差は平均で1200m。

そんな、グランドキャニオン

私も2年前の冬、クリスマス休暇にラスベガスに遊びに行った折、日帰りツアーで観光しました。一日といっても、峡谷そのものは昼間にちょこっと見ただけで、移動時間がほとんどなんですけどね。

多くの観光客が訪れるのは、ほとんどコロラド川の左岸の一角、サウス・リム(South Rim)と呼ばれるところです。最近スカイウォークという施設が出来て人気がある、ウエスト・リム・・これも左岸です。そこは国立公園の外。

私が当時観光したのももちろんサウス・リム。

右岸であるノース・リム(North Rim)は、施設が少ないせいか、あまり人気がないようです。
サウスリムより標高が高く、冬は閉鎖。

標高差以外に、ノース・リムとサウス・リムには大きな違いがあります。下はノース・リムのビジターセンターにあった地形模型を写したものです。これを見ていただいて・・と。緑の部分が台地で茶色い部分が峡谷になります・

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ちょうどサウス・リムのあたりはリムの凹凸が少ないのですよ。だからリムに立ったとき、まさに目の前に大きな谷があるというように見えるんです。それに対してノース・リムは側面に刻まれた谷が深いのです。凹凸が甚だしい。だからリムに立っても、U字型の大きな谷が目の前にあるんだ・・という感じがあまりしないのです。前も横も谷だらけですからね。そんなことも、マイナーな理由の一つなのかなぁと思っています。

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グランド・キャニオン・ロッジ

唯一の宿泊施設(キャンプ場は除く)グランド・キャニオン・ロッジ(Grand Canyon Lodge)はリム・・・ホントに縁ギリギリに立っています。実によい展望。外のテラスは最高の展望地です。ロビーからもよい展望ですが、ガラス越しになるのと、ソファーに座ると沈み込んじゃって空しか見えなくなるのが難点です(笑)

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テラスでキャニオンの夕景を楽しむ人々

しかし宿泊施設は別棟なので、景色を眺めるのはロッジまで歩かなければいけません。ブライスキャニオンロッジのような、母屋の上の部屋というのはないのですな。客室は一戸建てのキャビンと20部屋あるモーテルスタイルの宿泊棟。
ちょっとだけ、「な〜んだ(ー_-)」。
でも便利であることには変わりはありません。

私の部屋はモーテルタイプの棟でした。シャワーはありますが浴槽は無し。それ以外は、ふつうのホテルと変わりはありません。

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ロッジとは言っても普通のホテルとほとんど同じ。不便はありません。
日本の山小屋とかとは全然ちゃう。

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このキャビンなら、部屋に居ながら、渓谷の眺めを楽しむことが出来そうです。
きっと高いんでしょうね〜(^^;

ロッジにはダイニングルーム(ディナーは要予約)、コーヒーハウスデリなど、施設は整っています。とにかく、このロッジ以外に、食事したり買い物したりできるところが無いのですよ、ここは

ロッジから少し下ったところに展望台があります。
とりあえずそこで夕景撮っちゃえ(^^)

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ロッジ下展望台から・・ 奥の水平に見える台地がサウスリム

この展望台、名前はついていないのだけれど、なかなかの展望を誇ります。

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夕陽を浴びて・・・ロッジの直ぐ下にある展望台

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日が沈んだアト、わずかに明るさを残す西の空にペーパームーン。
「綺麗ねぇ〜」って声。いちおうアメリカでも三ヶ月を綺麗だと認識するんだ・・と確認。

夕景撮影後、デリでピザ。
写真家の食事は貧しい(^^;

グランドサークルの旅21 レインボーブリッジ [アメリカ観光]

最初は余裕を見て、ペイジ1日目にホースシュー・ベンドとアッパー・アンテローブ・キャニオン、2日目にロウワーを見てからグランドキャニオンに向かうという計画を立てていました。ところが実際は、この三つに加え、パリア・リムロックスまで1日でやってしまった。だからペイジ2日目の午前中がOFFに。グランドキャニオン・ノースリムまではペイジから3時間もかからないので、午後2時とか3時に出ても十分に間に合ってしまうのですよ。

レイクパウエル・リゾートを起点とする有名な観光ポイントとして、レインボーブリッジというのがあるのです。でも陸路は無し。レイクパウエル・リゾートからクルーズ・ツアーが出ているのは知っていました。以前は、半日コースというのがあったのですが、最近はランチが付いた1日コース・・・8時半出発で戻りが3時・・しか無くなったというのが、事前にwebを眺めていたときの情報。そんなこともあって、このツアーへの参加は有得ないなと最初から思ってたんです。

でも、一応確認・・・と
ん?? 半日コースあるやん・・・というか、半日コースしかないやん
戻りは午後一時半・・・次の行動に間に合います

明日の朝、フロントに確認して、空きがあったら乗ったれ!!
駄目なら、チェックアウト時間ギリギリまで寝てやる・・・。

と決めて就寝。

翌朝確認の結果は見事に空いておりまして
   予定外のレインボーブリッジへのクルーズへ
            ・・・ひゃぁ~また散財

急いでチェック・アウト。
出航は7時半

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席は迷わず上へ・・・おかげで日焼け。。。

いやぁ~ でもこれはいいですよ

もちろんくクルーズは、目的地のレインボーブリッジだけが見所というわけではなく、クルーズそのものがアトラクション写真好きなアメリカ人。立ちっぱなしで写真撮りまくりです

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おじさんだけでなく、女性も一眼レフ多いんですよ

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写真をずっと撮り続けていたのですが、フードは逆向きに装着したまま・・・
気になって、気になって・・・(爆)

そしてこのクルーズなんと日本語オーディオガイドが用意されていました。
助かるよね。

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この岩山は映画「十戒」でシナイ山として登場します
ふむふむ・・・

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なぜ、ダムの近くに、でかい石炭火力があるのかというと・・・
石炭も採れるんだそうですね・・・このあたり。

最近では公害対策もばっちり・・・ふーん。

火力発電所の総出力は、ここのグレンキャニオンダムと、下流のフーバーダムを合わせたよりもでっかいとか・・・

そういう情報って日本語じゃないと、あたしにゃほとんどキャッチできないからね。
まったく文盲で困るわ!!

船は狭い入り江に入って行きます。
両側には岸壁が迫る。

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一同総立ち・・・って、なんでそうなるのか・・・(^^;

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出航から3時間弱で到着・・・
 もうレインボーブリジは渓谷の向こうに見えています。
 自由時間は1時間半だったかな?? そんくらい。

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レインボーブリッジまでは少し歩きます。
水位によって桟橋の位置はかわるようで、かつてはブリッジのすぐ手前まであったのだとか。

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ブリッジの下でレンジャーの方の解説が始まりました
聞いてもわからんので、聞きません(爆)

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傍に立っていた解説板によると、もともとは川は蛇行して流れていたんだけれど、その障害物になっていた岩が侵食されてぶち抜かれた結果、こんなアーチが出来たのだとか。しかし、それにしては形が綺麗すぎる・・・・絶対、誰かが削ったに違いありません・・・・(^^;

巨大なアーチですので、すぐ傍まで寄ると広角レンズが必要になります。
魚眼レンズでも楽しく遊べる。もちろん離れれば普通のレンズで撮れます。

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ここですっかり遊んでしまい、ブリッジの反対側に行くのを忘れていました
地球の歩き方には「レインボーブリッジの真下に近づくことを禁じる決定が裁判所によって下された」とありますが、実際にはそんなことは無いみたいで、何人かはブリッジをくぐって反対側に行ってました。
まぁ、いいや。

帰りの船の中で、スタッフのおっさんが
わしゃぁ影虹橋(レインボーブリッジの影が、渓谷を形作っている崖に写る)を撮ったことがあるもんね」と、自分の撮った写真を、写真愛好家の人に見せびらかしていました。この手のツアーじゃそれが見られる時間にここに来れないので、船を借りてくるようです。

戻ってきたのは、予定より1時間ほど早く、12時半。

余裕があるので、グレンキャニオン・ダムのビジターセンターへ
あっ、スタンプあるやん。パシッ、パシッ、パシッ。

で、ここでもペイジの罠

ここはアリゾナ州なんです。でもスタンプ押すページは・・・ユタ州のページなんです
なんでやねん!!!!

ダムの見学までする時間も興味もなかったのでこれで引き揚げ。

グレンキャニオンダムの傍にかっている橋にだけちょっと寄ってきました。

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等間隔にこんな穴が・・・もちろん写真撮影用・・だよね。
それ以外に考えられんから。

思いがけないところで、妙な配慮をするアメリカさま。

グランドサークルの旅20 パリアリムロック [アメリカ観光]

さて女性的ともいえる美しいアンテローブ・キャニオンを紹介したので、

一転、ここでは男らしい観光ポイントをご紹介したいと思います。

これだ!!

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なんと男らしい岩でしょう!!

パリアリムロック(Paria Rimrocks)

男岩と女溝・・・アンテローブとセットで鑑賞するのが○です。←断定するか!!

これの奇妙な形の岩は、エントラーダ砂岩(Entrada Sandstone)の上にダコタ層(Dakota Formation)の岩が乗って出来ているとのこと。侵食のされやすさの違いによって、こんな形になったのでしょう。

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ページからUS89を北西へ約15マイル
マイルポスト19と20の間、道路の右側(北側)に駐車スペースがあります。
そこから0.8マイルほどのトレイルがこの奇妙な形の石・・・Hoodoのある場所まで伸びています。
規模はそれほど大きくありません。

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マッシュルームロック、ETロックともいわれます

午後、アッパーアンテローブを見終わってから、こちらに来たのでもう陽は随分傾いていました。
トレイルを歩きながらちょっと焦った。

ただ南西側が開けているので、落日ギリギリまでこれらの岩には陽が当たるのです。
撮影時間帯としてはまずまずだったのではないかと思います。
とりあえずは結果オーライ。

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夕焼けを眺めながらチンコ岩をアトにしました。
 (もう、名前、完全に間違って認識してるし・・・)

グランドキャニオンの旅は、アンテローブで予想外のシモネタ突入となったので、次はレイクパウエルのクルーズで上品さを取り戻します!!

グランドサークルの旅19 アンテロープ・キャニオン(Lower) [アメリカ観光]

アンテローブ・キャニオン(Antelope Canyon)の場所の一番良い目印は、ナバホの誇るこの石炭火力発電所の3本の煙突です。

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石炭火力発電所

煙突はペイジの町からでも見えますから、直接車で現地を訪れる場合はこれを目印にしてください。ペイジから車を走らせると左側に発電所が見えます。手前にUpper Antelope Canyonと書かれた標識があり、右側に小屋と車が何台か止まっている場所が見えます。そこがアッパー・アンテローブ・キャニオンの現地入り口になります。そこから先は自家用車では進入不可。ここでもツアーやガイドの予約ができるそうです。

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AZ98 右側に 「右 Upper Antelope Canyon、左 Antelope point」
という看板が出ています。

ロウワー・アンテローブ・キャニオンはアッパーとはAZ98を挟んで反対側にあります。AZ98からも駐車場と小屋が見えます。ペイジからだと発電所の直前を左折。左折してわずかに走ると看板が出ているのでそこを左折し、ナバホ・トライバル・パーク(Navajo Tribal Park)の敷地内へと入ります

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NationalParkより かなりしょぼい Navajo Tribal Parkの看板

ロウワー・アンテローブ・キャニオンは、アッパーとは違い、基本的には自由に散策が出来ます。もちろんガイドさんの後ろについて歩くことも可能。ナバホのにいちゃんが受付をしている小屋で、入場料を支払いますトライバル・パークへの入場料$6とキャニオンへの入場料$20。合わせて$26。ホントは、アッパー・アンテロープのツアー料金にトライバル・パーク入場料が含まれているので、それを払ったことを示せば、ここでの$6は不要だったようです。ツアーのBOARDING PASSを見せればよかったのかどうなのか・・

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駐車場はこんな感じね

いかにも写真撮りますという風体の人間には
写真かい
と聞くようです。

私の場合、カメラはザックの中だったのですが、ちゃんと聞いてきました。
どうみてもフォトグラファーなスタイルでしたから(^^;

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受付

ニコンなの、キャノンなの?
キャノンだよ

なんだ~キャノンかぁ・・・」と受付のにいちゃんは残念顔。

後ろにいたもう一人のにいちゃんは笑顔。
どうやらニコン派とキャノン派らしい・・・

5D?
そうそう、マーク2
いいねぇ〜

あたりまえですが、どのメーカーのカメラでも、入場料は同じです(笑)

制限は2時間ヌードは駄目とか、いろいろ説明があり、入場時間がかかれたカードを渡されてキャニオンへGo

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アッパーは下流側・・・切り立った岩の壁の割れ目から入りましたが、こちらは上流側・・地面の亀裂から中に降りて行きます。こんな場所、子供の頃に遊んだ裏山にもあったような気がするなぁと思いながら・・・もちろん規模は全然違いますがね。

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余裕で三脚が立てられます

見学者はそれなりにいますが、アッパーとは比較にならないほど少ないです。その分、それなりに撮ろうという意気込みのフォトグラファーの比率が多い。落ち着いて写真を撮るならこちらがお勧めです。アッパーは戦争。しかしこちらはスロットに差し込むレーザービームがほとんど見られないのだそうです。なので、アッパーではガイドを無視してとにかくレーザービームだけを集中して撮り、こっちで岩の侵食の妙を堪能するというのがいいかもです。

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出口まで歩いたら上を歩いて戻ってくるも良し、もう一度気になった場所に戻って、撮り直してもよしです。

撮りながら往復すると2時間はギリギリだね

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Google Mapの航空写真だとこんな感じです。



グランドサークルの旅18 アンテローブ・キャニオン(Upper) [アメリカ観光]

アンテローブ・キャニオン(Antelope canyon)
ここは国立公園ではありませんが、今回の旅の主要ポイントのひとつでした。最近は日本でも、その優美な曲線で形づくられた渓谷の写真がよく紹介され、人気のスポットになっています。

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この渓谷は、鉄砲水によって作られました。渓谷の巾は非常に狭く、そしてその側面の壁は滑らかな曲線を描いています。この特徴から、スロット・キャニオンとか、コークスクリュー・キャニオンとか呼ばれることもあります。下は細かい砂でほぼ平ら。砂岩が削られて下に沈むのでそうなるんだそうです。今でも鉄砲水が出ます。なので天候によっては入れないこともあるし、水が抜けていなくて、途中までしか見れないということもあるそうです。

このアンテローブ・キャニオン、アッパー(Upper)ロウアー(Lower)のふたつがあります。名前の通り上流側と下流側。ツアーが組まれ、多くの人が訪れるのはアッパーのほうです。

アッパー・アンテローブキャニオンでは、日中・・・といっても正午前後の短い時間ですが、太陽の光が渓谷の奥まで届き、幻想的な光景が現れるのです。それが写真で紹介されて、一躍有名になったということなのでしょう。おそらく、これが見られる時間帯(お昼頃)が一番混むのだとと思ます。

アッパー・アンテローブキャニオンは個人で入ることは出来ないので、一般的にはツアーに参加して見学することになります。ツアー会社はいくつかあります。私が利用したのはココです。事務所はペイジの町の真ん中にあり、ツアーもそこから出ます。

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これ以外にもいくつかのツアー会社があり、ペイジの町だけでなく現地のすぐ近くにもありました。

もちろん、ここはアメリカでも人気の写真撮影ポイント。一般的なツアーは1時間半程度なのですが、写真家用に2時間半程度のツアーも企画されています。11時半スタートの、写真家用ツアーを事前に申し込んだのですが、すでに満員で参加できませんでした。人数もある程度絞っているようです。特別に1時半スタートの写真家用ツアーをやってもいいというような話もメールで貰ったのですが、アッパーの名物「渓谷に差し込む光」を一瞬でも見たかったので、時間を優先して11時半出発の一般向けツアーに参加しました。このツアーも当日はもう満員御礼で空きは無かったようです。

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砂漠を疾走するトラック 完全武装の女

カメラ2台、三脚一つを持って、ツアーのバス?、トラック?に乗り込みました。このツアー会社だけでもバス数台・・・凄い人数です。それに対して渓谷は巾2mそこそこ、長さは150m・・・入りきらんで・・・これ(^^;

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アッパー・アンテロープ・キャニオン前

岩の壁の割れ目のような入口から中に入ります。

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この割れ目ちゃんから中へ・・・

入口から・・人、人、人・・・ひゃぁ(@o`)・・・これは写真どころではありません。

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一般ツアーの人はコンデジで手持ち撮影の人が多い

先行しているフォトツアーの人たちでしょうか。光が差し込んでいるところに、砂を巻いて光芒を目立たせ・・・みたいなことをやっています。しかし、我々は先へ先へと急き立てられます三脚全く立てられず・・・参ったなぁこりゃ。この渓谷ツアーは端まで行ってそのまま引き返して来ますし、途中で点呼を取るわけではないので、気に入ったところに立ち止まって、勝手に撮影するという手も使えなくはなかったのですが、取り敢えず「観光優先」でまじめに歩きました。

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あれかぁ・・・の図

写真は厳しいですね。もちろん、感度を上げて手持ちで撮れば、そこそこの絵は撮れます画質との天秤・・・その塩梅が難しいかもしれません。入口付近以外にもう一カ所、太陽の光が差し込むところがあったのですが、「ココまでくるのに時間かかりすぎて、もう終わっちゃったよ」だって(^^;。季節は9月末、真夏より渓谷に日が差し込んでいる時間は短いせいもあったのでしょう。とにかく正午を挟むツアーは混みます。「夏」ならこの一つ前の時間帯のツアーのほうがいいのではないかと思われます。少なくとも正午を挟むツアーよりも空いているはずですし、太陽の位置が高い夏なら「光芒」も十分撮れるでしょう。

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レーザービ〜ム!!

写真優先の方は、できるだけ写真家向けツアーに参加された方が良いと思います。たぶん写真を撮りやすくするための、それなりの配慮をしてくれるはずです。申し込みはお早めに。

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入口が割れ目ちゃんで、中が優美な曲線
日本だったら間違いなく「安産祈願」スポットだなこりゃ(爆)


黄葉のグランドファーザー・マウンテン [アメリカ観光]

カメラ新製品の発表にも、Jobsの氏にも言及せず、ひたすらグランドサークルの旅シリーズを書いてきましたが、流石に飽きました(爆) ということで、ここで一度話題を変えます。

9月の初めに出かけた、ブルー・リッジ・パークウェー(Blue Ridge Parkway)沿いにある、ノースカロライナ(North Carolina)のグランドファーザー・マウンテン(GRANDFATHER MOUNTAIN)

10月に入り、黄葉の便りがFacebookで届き、いても立ってもいられずに出かけてきました。

いつもは、アシュビルからブルー・リッジ・パークウェイに入って北上するのですが、それでは時間がかかるので、下の道を走り途中からパークウェイに上がることにしました。Garminさんの選択した道はなんとダートでして・・・、夜明け前の真っ暗な中、そこを走る羽目に・・・。

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朝の山波 Blue Ridge Parkway

パークウエー上で朝を迎えて、ぼちぼちとグランドファーザー・マウンテンへ向かいます
北へ向かうほど、黄葉は進んでいるようには見えます。

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Blue Ridge Parkway

グランドファーザー・マウンテン付近は、黄葉ピークちょっと前・・くらいの状況でした。
公園ゲートを通って上に。
ミュージアムで一息入れて、山頂へ。

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Mile High Swinging BridgeとMacRae Peak(Linville Peakより)

前回はブリッジ(Mile High Swinging Bridge)のある山頂の駐車場まで、車で行きましたが、今日はひとつ下の駐車場に車を置きます。そこからまずはブリッジのある山頂まで小ハイキング

ナナカマド(の仲間)が沢山あるこのあたり、僅かな期待をしていたのですが、予想通りきれいに色づくことなく、ほとんどが茶色く丸まっていました。良くて・・オレンジになるかどうか・・・それも希・・・といったところでしょうか。

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気が向いたので、もうちょっと歩くことにしました
ブリッジのあるこのピークはグランドファーザーマウンテンの一番南西側のピークで、さらに標高の高いピークが北西に続いています。稜線にトレイルが付けられておりハイキングが可能。

トレイルヘッドには、先日も居たおっちゃんがいました。
どこへ行くんだ、どこへ下るのだ・・・みたいなことを聞かれます。

帰りは下の駐車場に降りるんだみたいな話でクリア。
というか、そう言われたので、「うん、そうよ」と答えただけですが(^^;

ここでは一応午後5時までに降りて来なさいってことになってるようです。

実はどこまで歩くのかは決めておりませんで・・・気の向くまま適当(^^;

少なくともブリッジから間近に見える次のピークであるMacRae Peak (5,844ft.)までは行って見ようと思いながら歩き出しました。距離はないんですが、結構な勾配です。売店でもらった地図をみると梯子のマーク。ピークまでの道は二通りありました。ガンガン稜線を登っていく道と、稜線を巻いて登っていく道(UNDER WOOD TRAIL)。とりあえずガンガン稜線を登っていく道を選択。

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UNDER WOOD TRAILとの分岐

ロープが張ってある岩の斜面、そして梯子場

ほいほい登っていくと、「ちょっとそこで待っててくれ」との声。
上を見上げると、これから降りようとする人の姿が・・・

仕方ないから、踊り場状のスペースに避けて待ったんですが、これがまた異常に遅い!!
全部で7人。男女二人組が2組、山慣れた感じのおっさん二人組が1組、男3人が一組。

最初に降りてきたおねぇさん?おばさん??は、結構な体格。怖いのか、梯子を降りるときに体を梯子から離せないものだから、胸がつかえるんですね(普通は、梯子から体を離して上体を垂直にする。そうすりゃ足元も見えるのでさっさと降りられる・・・ただ、あの胸ではそうしても足元は見えんだろうが・・・)。両手、両足、両胸の六点支持みたいになっちゃってて身動きが取れないのね。オッパイをむにゅん、むにゅんと梯子でシゴキながら降りる感じで、ちょっと凄かった。で、そんなんなんで、気が遠くなるほど遅い。まぁそれはしょうがないにしても、そんなに凄い体型で無い人も遅いんですよ。山慣れた感じのおっさんも遅いな・・・なんで、君たちそんなに一歩が遅いねん!!  ちょっと梯子がガタついてて安定感が無いのは確かだったんだけど・・・それにしても・・・です。

あたしが登ったらほんの数秒の距離なんですよ。

あんたら、なんでその数秒が待てへんねん!!

そこを10、いや15分以上待たされたと思います。もっとかなぁ・・・一時間くらいに感じました。
最後、男3人組の中の一人だけ、上で待ってくれたんですけどね。

日本は登り優先、
それに集団と一人じゃ一人のほうを先に通すのが普通だぜ!!

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MacRae Peak
山頂はでっかい岩になっていて、そこにも梯子で登ります。
山頂は風が強くて寒い。
でも、黄葉の木々の間を走るパークウェイがいい感じで見えます
とりあえず、これで満足かな・・・ってことで、本日ここまでとしました。

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黄葉の森を走るBlue Ridge Parkway

梯子場で待たされたのでかなり萎えたってのもあります。

同じ道を引き返すのはつまらないので、帰りは巻き道を・・・

巻き道は梯子場もほとんど無く歩きやすい道でした。
梯子は登るより降りるほうが大変なんです・・・だから梯子場が少なそうなコースを下りに使うというのが普通やつらコース取りも間違ってる・・・と、いちいち腹が立つ。

結局、あたしを待たせた連中を途中でまた抜いた・・・・
さほど早く歩いてるわけじゃないんですけどねぇ・・・ぼちぼちと写真撮りながらだからさ。

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本日のトラックデータ

グランドサークルの旅17 ホースシューベンド [アメリカ観光]

コロラド川は蛇行しながら北東から南西へと流れます
  その蛇行のきわみなのがここ

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ホースシューベンド

名付けてホースシューベンド(horseshoebend )

ここはグレンキャニオン・ダムの下流側。コロラド川は大地に深い渓谷を刻んでいます
horseshoeというのは蹄鉄のこと、蹄鉄のように蛇行している様子から付けられた名前です。

日本にも巾着田なんて彼岸花有名撮影地がありましたね。
その言い方でいうと、巾着岩、あるいは コロラド川の大巾着とでもいいましょうか・・・

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トレイルヘッド

ペイジからUS89を6kmほど、道路の脇に広い駐車スペースが設けられており、看板も出ています
そこに車を置いて、ちょっと・・20分くらいかな・・歩きます。
そのトレイルからの風景も実に雄大

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切り立った崖の上から眺める大巾着
広めの広角レンズでないと捕らえ切れない大きさです。
もちろん柵などはありませんから、足踏み外したら真っ逆さま!!

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しっかり前に出ないと全体が捉えられないのですよ

迫力ある写真の撮影は自己責任でお願いします。

あまりにも渓谷が深いのと、狭いのとで、どうしても影が出来てしまいます
正午頃なら影がなくなるのかもしれません・・・・翌日、正午ごろちょうどまたこのUS89を通ったので、もう一度行て確かめようかとも思いましたが・・・なにもそこまで・・・と思って止めちゃいました。

全体のきれいな写真を撮るなら、逆に、夜明け前とか日没後とか、直射日光の全く無い条件で撮影したほうが良いかもしれません。

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魚眼レンズだとこんな感じに・・・・

グランドサークルの旅16 ペイジの時間 [アメリカ観光]

 ユタ州は夏時間採用アリゾナ州は夏時間不採用、しかしユタ・アリゾナ関わらずナバホ族居留地は夏時間採用という話を何度か書きました。日本においては海外とやり取りをしない限り気にならない「時差」、これがアメリカでは結構厄介です。国内では東から西まで4つの時間帯に別れています。東と西とでは3時間違う。そして夏時間採用と不採用でまた微妙な違いが発生し、その中にナバホ居留地のような自治区があるとさらに複雑になります

 でも、携帯電話、スマートフォンと言うのは便利なもので場所に応じてその時差を補正し表示してくれるんですね。海外旅行される方などは経験済みだとおもいますが、これは大助かりです。Garminのカーナビもどういう仕組みなのか知りませんが(地図に時差情報が入っているのかな?)、やっぱり時差を補正してくれます。目的地を指定すると、その目的地の時間で、到着予定時間を表示してくれるのです。便利な時代になりました。

 しかしこの機能にも落とし穴があります。ペイジの町がまさにそれ。ペイジでは携帯は必ず正しい時間を教えてくれないのです。ペイジはユタ州、コロラド川の左岸(南側)にあります。ペイジの町を除くと、コロラド川の左岸はほとんどナバホ居留地です。だから夏時間採用。左岸ではペイジの町の範囲だけが、夏時間不採用なのですね。

 ところが携帯やカーナビでは、コロラド川の左岸側では全部夏時間を示してしまうようなんです。だからペイジではペイジの時間を示してくれないのです。何度やってもそうでした。私が宿泊したレイク・パウエルリゾートは右岸にあるのですが、そこではきちんと夏時間不採用の時間を示してくれます。

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日の出・・・レイクパウエル・リゾートにて
こっち側が右岸、あっち側が左岸ね

 旅行に出かける前に、ペイジにあるツアー会社に、アンテローブキャニオンツアーの予約をしました。そのページには、
出発の時間はペイジの時間です。携帯電話は正しい時間を示しません
などと書いてありました。「よくあることだよね~」となどと思っていましたが、これほどとは(^^;

グランドサークルの旅15 レイクパウエル・リゾート [アメリカ観光]

グランドサークルの北東から南西に向かってコロラド川が流れています。その、ちょうど真ん中あたりにレイク・パウエル(Lake Powell)という湖があります。グレンキャニオン・ダム(Glen Canyon Dam)によって出現した長さ300km、湖岸線の長さ3200kmという巨大な湖です。ダムが完成してから、満水になるまで17年を要したとか・・。

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ビジターセンターにあった地形模型 これがレイク・パウエル

グレンキャニオンダムはペイジ(Page)という町の近くにあります。このペイジという町そのものも、ダム関係者の居住地として生まれた町なのです。ダムがなければいまもタダの山の中だったでしょう。

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グレンキャニオン・ダム 左側の建物がビジターセンター

私はペイジの町からダムを挟んで反対側にある、レイク・パウエル・リゾート(Lake Powell Resort)に2泊しました。レイクパウエルの周辺の広い地域が「グレンキャニオン国立リクリエーション地域(Glen Canyon National Recreation Area)」に指定されてはいるものの、ここは超有名な国立公園というわけではありません。それでも周辺には見逃せないポイントが点在しています。最近、日本でも有名になっている、アンテローブキャニオン(Antelope Canyon)もそのひとつ。ここの優美な曲線で形づくられた渓谷の写真を一見たことがある方も多いと思います。ここに2泊したのは、是非ともアンテローブ・キャニオンは抑えたいという思いもあってのコトでした。

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Upper Antelope Canyon

前泊のモニュメント・バレーからレイク・パウエル・リゾートまでは約130マイル、2時間30分。しかしペイジ、レイク・パウエル・リゾートのあるアリゾナ州(ナバホ自治区外)は夏時間不採用のため、時計は一時間戻ります。

湖岸に建つリゾートホテルレイク・パウエル・リゾートは、ペイジにおけるレイク・パウエル観光の拠点になっていて、湖へのクルーズ船などもこのホテルから出ます。湖側の部屋も空いていたのですが、ちょっと予算をケチって駐車場側の部屋へ・・。昼間に部屋の中から湖を見て・・・なんてことは基本的にしませんからね。朝夕だって撮影は外に出ちゃうし。エクスペディアの評価が比較的低かったので気になっていたのですが、まずまずよいホテルでした。ただ、「グレンキャニオン国立リクリエーション地域」の指定区域にあるために、ホテルにアクセスしようとするとゲートでその入場料$15を徴収されちゃうんですよ。もちろん1回払えば良いだけなんですが、事前にその情報を入れてなかったんで、少々ビックリはしました。

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レイク・パウエル・リゾート 湖側の眺め

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残照のレイク・パウエル


グランドサークルの旅14 モニュメント・バレーの夜明け [アメリカ観光]

夜明けを撮りに、日の出前にモニュメントバレー、ビジターセンターまで出かけました。

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赤く染まる地平線

ビジターセンター前からは、レフトミトンライトミトンメリックビュートと名付けられた3つのビュートが横に並んだ有名な風景がみられます。そこがある意味、定番の撮影地。ミトンはミットで、左手のミット、右手のミットという意味です。親指がちと細いですが、そう見えないこともない。ナバホの人たちは面白い名前を付けます。

本当はチェックアウトしてから出かけたほうが行動の自由度が高いのですが、朝の撮影から帰ってきてから部屋のテラスでバレーを眺めながらの朝食がしてみたかったので、チェックアウトはしません。そのくらいしないと、高いホテル泊まった意味がないですから!! 

Web情報などによると、早朝、バレー内を回る日の出ツアーなるものもあるようなのですが、昨日到着が遅かったこともあって、結局ツアーの予約は何もしていません。まぁビジターセンターまでいけばなんとかなるだろう・・ということで。

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ビジターセンター前からグルーディングス・ロッジ方面を見る。
ロッジは向うに見える崖の方。中央下に見えるのがゲートです。

ビジターセンターは、グルーディングス・ロッジから、US163を挟んで反対側にあります。時間は10分もかかりません。途中、公園入場料を支払うゲートがあります。6時ちょっと過ぎてましたが、ゲートには人の姿無く・・・スルー。

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もうすぐ日の出

ビジターセンター前のテラスで日の出を待ちます。ここは駐車場も近いので楽。何人か三脚を立てています。日本でもよくみる撮影風景です。東の空はもう明るくなってきていました。ライトミトンとメリックビューとの間から太陽が昇りそう。

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結局、太陽はメリックビュートの左側から昇りました

太陽って真っ直ぐ上に昇るんじゃなくて斜めに昇るんですよね。だから富士山のように斜めの稜線を持つ山だと稜線に沿って昇っていく感じになるんです。じゃぁ、ほぼ垂直の崖を持つビュートの場合はどうなるか・・・

そう、地平線からの日の出のあと、太陽はビュートの裏に隠れちゃうんです。で、2度目の日の出となる。

最初の日の出でほとんどの人は引き上げちゃいました。7時半頃だったから、ちょうど朝食の時間でもあったのでしょう。私は2度目の日の出をそのまま待ちました

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ダイヤモンド・メトリックビュート

メリックビュートの頭から2度目の日の出。本日、ダイヤモンド・メリックビュートでした(^^)

本当は、真ん中のライトミトンのトップからの日の出が絵的には優れていると思います。でもいいや、適当に来てこれだったら満足です。

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バレー内に朝の光が差し込み始めます

ビジターセンターの奥、公園の中には全長17マイル(約27km)の周遊コースが設置されており(ただし未舗装)、先のゲートで入場料さえ払えば自分の車でそこを走ることができます。ナバホの人たちが運営するジープやトラック?によるツアーもあり、その中には一般車では入れない場所まで案内してくれるものもあります。

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バレー内を走るバレードライブ(The Valley Drive)

ツアーへの申し込みをしたいな・・・と、すぐ横にあるビジターセンターへ。ビジターセンターはもう開いてはいましたが、インフォメーションに人の姿はなし。8時からなんて書いてあったので待ってみますが、人の現れる気配はありません。

掲示物をみていると、ツアーは駐車場のほうとかなんとか書いてある。
で、外へ出て、駐車場のほうを眺めてみると、それらしき小屋が・・・。

そこが、ツアーの申込所のようでした。

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駐車場の傍らにあったツアー申込所

「一般車の入らない奥まで行く2時間半コースがいいな」
2時間半コースなら、もうすぐ出るよ$70 。」
「・・・・」

$70というお値段は私の事前調査による料金と比べてちょいと高めです。
しかし、いろいろ選んでる時間も無い

ナバホのおっちゃんは領収書を切りはじめます

「あっ、ちょっと待って、それでいいんだけど、あたしホテルのチェックアウトしなくちゃいけないから、出発はもうちょっとアトがいいんだけど
じゃぁ10時でどうだ
「いいよ」
「そうか、じゃぁ10時で・・・。でも$90だ。」
へっ?????
お前、一人だから

そうなのね・・ここは別に出発時間が決まったツアーが用意されているワケじゃなくって基本、プライベートツアーなのでした。一般車と同じ短い周遊コースは常にお客さんが居て乗り合いで行けるようなんですが、2時間半コースは・・・(T_T)

まぁいいか、もし同乗者が出てくるようならマケテもらいましょう・・・などと思って、それでOKしました。

お前の時計は今何時だ!
聞いてきますね(^^;
時間勘違いする人多いんでしょう。ユタ時間、アリゾナ時間、ナバホ時間。私の時計は彼の時計と同じでした。

ホテル横のスーパーでドーナツとバナナを買い、部屋に戻ってコーヒーを入れてテラスで朝食。これがやりたかった!!。 

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実は、グルーディングス・ロッジもバレー内ツアーを催行しています。事前に調べた料金はこれでした。ホテルのHPからも予約が出来ますこっちはずいぶん安いんですよ。違いはたぶん車両一台、ガイド一人に対するお客さんの数の違。グルーディングス・ロッジのツアーの車両は大きくて、しかもお客さんいっぱいなんですわ。そりゃぁ安い。お値段気にされる方は、こちらのツアーを予約しておくのがいいように思います。もちろん英語が達者なら、あやしいツアー斡旋のナバホのおっちゃんと交渉してもっと安くツアーに参加できる可能性もあるかもしれませんが。

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グルーディングス・ロッジのツアーバス? トラック??
乗ってる東洋人は日本人っぽかった

再び、バレー内へ。今度は料金所が開いているので、入場料$5を支払います。テラスでの朝食を諦め、朝早くチェックアウトしていれば、ツアー料金差額$20とバレー入場料$5を支払わなくて済んだんですが(^^; 高い朝食でした。

10時になって、やってきたのはブルーのJeep Wrangler

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Jeep Wrangler

普通は、4輪駆動のトラックの荷台を乗車スペースに改造したような車なんですね。(グルーディングス・ロッジのツアーバスの写真参照)一人の場合はWrangler(^^;
わしが、ガイドね、良い写真撮れる場所で止まってあげるから
などといいながら出発。

めっちゃ揺れます・・・でも、ほとんどは一般車でも通行可能な道なんですよ。
あんた、わざわざ凹凸のある場所を選んで運転してるでしょ・・・ったく(^^;

あたし、揺れると平衡感覚おかしくなるようで、この時撮影した写真は軒並み水平がずれていました。何故か全て右上がり(T_T)。突発性難聴の後遺症かしら??? 皆様もご注意下さい。

一人なんで、適当なところで車を止めてもらうことは可能なんですが、あまり止めて時間延長になって、追加料金請求されても困るんで、基本的にはお任せです。

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メジャーなポイントはこんな感じ  お土産屋さんまで・・・(^^;
バリバリの観光地ですから・・・

砂埃がかなりひどいので、カメラのレンズ交換は極力したくない状況。なのでEOS5Dに広角ズーム、α700に標準ズームという体制でいきました。

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トーテムポール

一般車はサンドスプリングスという砂丘のような場所の手前までしか行けないのですが、2時間半のツアーではそれを越えて、トーテムポールとか、何とかの耳とか目とか言ういくつかのアーチも回ります。バレーの中にも水が流れているところがあるんですよね。ビジターセンターから見る限りでは想像できないんだけれど、馬、牛の放牧もされているんです。2時間半ツアーでは、そんなナバホの人たちの暮らしの一端も見ることができます

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バレー内を流れる川

ナバホ族がこの地に住み始めるずっと前にも、この地に住んだ人々が居ました。ある時期突然居なくなったらしく、その理由がわからないことから、このあたりをミステリーバレーと呼ぶそうです。先住民が残した岩絵なども見ることができます。

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先住民が残した岩絵・・らしい。
あやしいナバホのおっちゃんが画いた可能性も・・・

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この手の面白い岩があるところをいくつか周ります

結局、ツアーは3時間を越えたかもしれません・・・駐車場に戻り、お礼を言い、チップを渡し・・・予算オーバーです(T_T)


グランドサークルの旅13 モニュメント・バレーとグルーディングス・ロッジ [アメリカ観光]

モニュメントバレー(Monument Valley)はぜひとも行ってみたかったんですよ。

ここは、平地の中にメサ(mesa)といわれるテーブル形の台地やさらにビュート(butte)といわれる岩山が点在しています。(テーブルの広さが崖の高さをしのぐものをメサ,同程度のものをビュートと呼びます) それらが記念碑(モニュメント)にように見えるということで、モニュメント・バレーと名付けられているのです。

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お馴染みの? 風景

たぶん写真を見れば、
  「あっ!どこかで見た
って誰しも思うでしょう。

映画やCMでお馴染みのアメリカ西部の風景
それがここでよく撮られたんですね。

この地をこよなく愛したのがジョン・フォード監督
ジョン・ウェイン主演の多くの西部劇がここで撮影されました。

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バレー内にあるジョン・フォード・ポイント

日本のiTuneで探してみたんだけれど、ひとつも無いんですよね。
どこかで手に入れてぜひ見たいと思います。

モニュメントバレーは、古くからのアメリカ・インディアンのナバホ族居住地域で、、ナバホ族の聖地でもあります。

また、このあたり一帯、レイクパウエルの南側の広い地域はナバホ族居留地(Navajo Nation)となっていて、独自の行政組織を持つ自治区になっています。なので、このモニュメント・バレーも「ナショナル・パーク」ではなくて「ナバホ・トライバル・パークU(NAVAJO TRIBAL PARK)なのです。

なおNavajo Nationでは禁酒法が定められており、居留地内では一切の飲酒とアルコールの類の販売が禁じられているそうです。そういやスーパーにアルコール類がなかったような・・・あたしやぁ飲まないんで、あまり意識しなかったですが。

モニュメントバレーの真ん中あたりをユタ州アリゾナ州の州境が横切っています。ユタ州も、アリゾナ州も同じ、「mountain」時間なので、本来は同じ時間なのですが、ユタ州は夏時間採用アリゾナ州は夏時間不採用だから、今の時期は時間が違うんです。でもナバホ自治区は夏時間を採用。なのでこの付近はアリゾナ州でもユタ州と同じ時間です。わかりましたか(爆)

モニュメントバレーの内、または隣接する地域の宿泊施設としては、私が泊まったグルーディングス・ロッジと、バレーのビジターセンター横にあるザ・ビューロッジのふたつしかありません。

グルーディングス・ロッジ(GROULDING'S LODGE)は、1923年、この地に魅せられたグールディング夫妻が、ナバホ族のために開設した交易場(トレーディング・ポスト)がその始まりです。その後、西部劇の撮影地を探していたジョン・フォード監督にモニュメント・バレーを紹介します。そして撮影されたのが「駅馬車(1939年)」。これ以後、ジョン・フォード監督はこのモニュメント・バレーで次々と映画を撮影。その頃、ここも宿泊施設として本格的に営業を始めたようです。映画の撮影は、ナバホの人々にも多くの仕事をもたらしたようです。

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グルーディングス・ロッジ

モーテル式の部屋とキャビンがあり、モーテル式の全ての客室にはバレー側(東向き)にバルコニーが付いており、ビュート群が遠望できます。バレー内のザ・ビューロッジに比べれば格段に眺めは劣りますが、雰囲気を味わうには十分です。少なくとも、今回の旅で泊まったホテルの中では客室からの眺めは最高でした・・・お値段も最高!!。

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レストラン、ミュージアムがモーテル建屋の傍にあります。これが昔のロッジの建物なのだそうです。ミュージアムにはロッジの歴史、映画関係の資料などが展示されています。

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ミュージアム

ガソリンスタンド、スーパーもロッジの敷地内にあります。スーパーは町のスーパーと変わりません。夕食はロッジのレストランを利用しましたが、朝食はこのスーパーでドーナッツ&バナナを調達して済ませました。安上がり、うれぴー(^^) 

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ロッジ横のスーパー

グランドサークルの旅12 ブライス・キャニオン〜モニュメント・バレー [アメリカ観光]

ブライスキャニオンの観光をギリギリ午前中で切り上げた私は、モニュメント・バレーへと出発。
300マイル、6時間を越える長距離ドライブです。

実はPageという町を経由・・・ちょうどグランドサークルの真ん中にあるパウエル湖の西側を回っていくコースであれば5時間かからないのです。しかしそうするとその次の日に同じ道をまた戻る事になります。それを避けるべく・・・わざわざ東側を通る大回りのコースを選択したのです。本当に時間がなかったら前者のコースに変更するつもりでしたが・・・まだ間に合いそう(^^;

間に合いそうってのは、やっぱりモニュメント・バレーで夕景を撮っておきたいわけでしてね。それに間に合うかっていうこと。
本当は、公園のビジターセンターに寄って、明日の朝の公園内のツアーなんか予約してって思っていたけれど、それは諦めました。とりあえずモニュメント・バレーでなんとか夕方の絵が撮れれば

とにかく、ただひたすらに走ります。
日本のカーナビって結構余裕持った時間を表示するじゃないですか。
アメリカのって、結構シビアな時間を表示するんです。
制限速度一杯で走ってちょうど・・みたいな。

本当は、ブライスキャニオンの近くに、ぜひとも寄ってみたかった州立公園があったのです。
それは「Kodachrome Basin State Park」 
そうなんです コダクローム!!

これ、まさにKodakのKodachromeから名前がとられたのだそうです

パトローネそっくりの形をして、黄色い地合いに赤いラインの入った岩がきっとあるんでしょう(爆)
今は亡きコダクローム。コダクロームで撮りたかったなぁ・・・

今回は寄りません!!

このコダクローム公園の傍を通っていく道路もあり、Googleだと最短経路はそれが示されるんですが、Garminのカーナビの御託宣によりUS89を通ります。遠回りなんですが、きっとこのほうが道が良い・・・のかしら?? 

キングストンで右折して東へ・・・結構な山の中
オッタークリーク貯水池の手前で左折、北へ・・・目指す方向とは逆なので、あってんのかこの道・・ってな感じ。

UT24にぶつかって、ようやく南進。

結構面白い風景が続くんですよ。
公園になっていて、ハイキングしている人も居る・・・
だけどあたしゃぁ走らなきゃならん・・・はぁ・・・
こういうのも辛いものです・・・ストレス溜まります

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UT24  運転しながら・・・

だれかに運転してもらって、あたしはルーフからビデオでも撮りたいぞ・・って感じでした。
考えてみりゃ贅沢な悩み(^^;

キャピトル・リーフ国立公園のあたりも通ります。

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UT24 キャピトル・リーフ国立公園 付近・・・きっと。

ハンクスビルでUT95にぶつかり右折。

レイクパウエルの東端を通ります。

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レイク・パウエル(グレン・キャニオン)

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なんとなくモニュメント・バレーっぽくなるけどまだまだです。

ナチュラルブリッジを過ぎたところであたくし道を間違えました。261というメキシカンハットへ抜ける道に右折しなくちゃいけなかったんです。あっ! 行き過ぎちゃったと思って、戻ったんです。

でも、カーナビによると、UT261を通るよりもUT95をそのまま行ったほうが時間が短いんですよ。ほんの数分だったんですけどね。ちゃんと確認すれば良かったんだけど、時間だけを信じてUT95を直進したんですわ。

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UT95 直進、直進

しばらくすると右折せよの指示。

え~っ、だってダートじゃんよ、この道!!

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うっそー 聞いてないよ!!

頑張って進んでみるも、数マイル行ったところで水が流れ、道が掘れているところにぶつかり、結局撤退。いやはや参りました。

これで30分以上ロスしたんじゃないかなぁ・・・素直にUT261を通るのに比べたら1時間以上ロスしたかもしれません。
時間に余裕があれば、ああ面白かったで済むんだけれども、時間に終われている身にとってはそうはいかない(T_T)。

ガソリンが心細くなったので、メキシカン・ハットという小さな集落で給油。
えっ?? ナバホのなんとか以外はハイオクしか入れられないって? なんじゃそりゃ(爆)

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皆さん止めて、やることは同じ

モニュメントバレーの岩が見えてきたころ、すでに岩は赤く染まりだしていました
もう、今日、ビジターセンターまで行くのは止め。道路の横にときどき車を止めて撮影。

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そして、本日の宿、グルーディングス・ロッジに直行です。

グランドサークルの旅11 朝のブライスキャニオン [アメリカ観光]

朝早く起きたので、ロッジの外に出て空を眺めてみると満天の星。
リムまで行って星でも撮るかなぁとは一瞬思ったのですが・・・一瞬だけでした(笑)

朝は、定番?のサンライズ・ポイントへ。

展望台は人でいっぱいになりそうなので、ちょっと離れた場所に三脚を立てて待機。
そんな人が何人かいます。

夜が明ける前は満天の星空だったのに、今は雲多し。
日の出もちょっと残念な状態でした・・・まぁ日の出はどこでも同じようなものだからいいや。

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朝のサンライズポイント

ハイカーはもう歩き始めています。

私は少し人の少なくなった展望台に移動して雲の上に太陽が顔を出すまで待機。
そしてようやく姿を現した朝日に照らされたHoodooを撮影。

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サンライズポイント


撮影終了したときにはもう8時を回っていました。もともとの予定は、日の出撮影のあと、サンセットポイントまで移動、ナバホトレイルを2時間ほどかけて歩き、10時半にはブライスキャニオンを出て、モニュメントバレーに向かうというものでした。今日はこのあと340マイル、6時間以上の長距離ドライブが控えているのです。

しかし、前日到着が遅かったため、展望ポイントにほとんど行っていないのですね。
うーん、やっぱりレインボーポイントまでは行ってみたいよね
                         ・・・と予定変更。

遅~い車の後ろについてしまい、イライラしながらレインボーポイントに到着。

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レインボーポイントから北を望む

往復1時間を費やし、さらにブライスポイントにも寄って、もう9時半過ぎ。

ホテルをチェックアウトしてから本来の計画であるナバホ・ループ・トレイル(Navajo Loop Trail)に向かいます。起点はサンセット・ポイント

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サンセット ポイント


Hoodooの間につけられた九十九折のトレイルをぐんぐん下り、ウォール街と呼ばれる岩の隙間を通ります。

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広角ズーム、魚眼レンズの出番ですよ〜(笑)

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気が急いておりまして、一瞬で判断してパカパカ撮るみたいな感じのヤッツケ仕事になっちゃいました。時間に余裕があれば、もっと工夫した写真が撮れたような気もします。でもやはりトレイル歩き&撮影は変化に富んでいて楽しいです。個人的にはここでは展望ポイントを沢山訪れるよりも、出来るだけ沢山トレイルを歩いたほうが良いかなぁと思います。

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歩きながら撮っちゃってますね

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神が創った庭ですな・・

ブライスのトレイルは 行きはよいよい帰りは辛い!!

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道整備中・・・この人がHoodooを創ったんじゃないと思います(笑)

あ~もう12時だがや。

グランドサークルの旅10 ブライスキャニオンの展望ポイント [アメリカ観光]

ブライスキャニオン国立公園内にたくさんある展望ポイントのうち、私が訪れたポイントをざっとご紹介します。

サンライズ・ポイント (Sunrise Point) 

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 公園のゲートを入って最初にある展望ポイント。ここを、なぜサンライズポイントというのかは良くわからないが、ロッジからも比較的近いので、早朝に訪れてみた。残念ながら東の空には雲があって、日の出そのものは見ることが出来なかったが、その雲の上に太陽が出てくるまで待機して、朝日に照らされた朝のAmphitheaterを撮影。Queen's Garden Trailを歩くハイカーの姿も見える。

 
サンセット・ポイント(Sunset Point)

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 なぜサンセットポイントと言うのかわからないが・・・ナバホループトレイルの起点になっているので、最後に訪問。尖塔群(Hoodoo)が間近に見えるという点では、いい展望台かな。夕景は、手前の土柱が日陰にならない時間帯に撮りたいな。

 
インスピレーション・ポイント (Inspiration Point) 

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 ガイドブックやWeb情報で評判が良かったのがここ。サンセットポイントなどが見下ろせる高さにあるので、気分がいいことは確か。ということは見下ろす形の撮影になるということ。Upperポイント以外ではやや手前の岩がうるさいかも。

 
ブライス・ポイント (Bryce Point) 

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 ナバホトレイルを歩く前に、見るだけ見たという感じなので印象が・・・(^^;

 
シープクリークスワンプキャニオン

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 インスピレーション・ポイントの夕景を撮る前にちょこっと立ち寄った。

 
レインボーポイント(Rainbow Point)

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 公園の一番南奥の展望台。標高は2778m。冬季は通行止めとなる。
 公園入り口から28kmほどあるので、行って帰ってくるだけで小一時間はかかる。
 ここまで来るなら、途中のナチュラルブリッジ(Natural Bridge)にも寄るべし。

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Natural Bridge

公園の入り口からレインボーポイントまで、道路の左右は概ね針葉樹の森になっている。時期的には「黄葉」なのだが、そんな様子はほとんど見られなかった。崖に白樺がポツリポツリと・・・という感じ。南に車を走らせると、広い範囲で立ち枯れており、荒涼とした風景となっていた。落雷での火事でもなさそうだし、アブラムシか何かかなぁ・・・ちょっとわかりません。

グランドサークルの旅9 ブライスキャニオン国立公園について [アメリカ観光]

Bryce」という名前は私にとっては3D景観作成ソフトウエアの名前として強く印象に残っています。

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Bryce2作例 燕岳の印象

昔、KPT Bryce」という3D景観作成用ソフトを使っていたのです。レンダリングにアリゾナの山とか確かそんな選択があって、赤い地層の線の入った妙にリアルな岩山の絵ができるのです。あと絶壁の岩山とか。そしてそれに木や草をちょぼちょぼと生やすことができる。でも逆に日本的な山の風景は全然できない。なんだか現実離れした風景だよなぁ・・・と、そのときは思っていました。

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Bryce2作例 黒部峡谷 

その懐かしい風景が(笑)・・・今現実に目の前に展開しています

ザイオンの山もいつか見た風景でした・・・

これかぁ・・・ という感覚。

またさらに「Bryce」には平坦な地形を隆起させ、そして侵食させて地形を作るという機能がついていました

普通に溝が深く掘れていくモードももありましたが、
(剣山のような)針状に侵食させるモードも持っていました。

なんじゃこりゃ・・こんなのあり得んがや
                                  ・・・と、その時は思ってました(^^;

あったんですね・・・現実に・・・(@o@)

ブライス・キャニオン」 
    ソフトウエアの名前はここからとられていたのでした。

  全然知りませんでした(^^;
            だって興味なかったんだもん。

ちなみに「ブライス」というのはここに最初に定住した方の名前なのだそうです。

ブライス・キャニオン国立公園Bryce Canyon National Park)の入り口は公園の北側。ゲートでは入場料を支払わなければいけません。チケットは一週間有効。ちなみに、いくつかの国立公園で有効な年間パスがあるようです。$80だったのかな。今回はこのパスが有効なゲートを4箇所通過しましたが、結局ザイオンは無料だったので、今回の旅に限れば、年間パスを買わないほうが正解でした。でも1年以内にまた行くとしたら・・・(^^;

ゲート横にビジターセンターがあります。ここから30 km弱の車道が南に向かって伸びています(南側は冬季は閉鎖されるらしいです)。ゲートの内側、公園の中の宿泊施設はブライスキャニオンロッジだけ。あとはキャンプ場。ゲートの外側には、ザイオンと違って数は少ないですが、一般の宿泊施設、レストラン、食料品を売っているお店などがあります。この公園は自家用車の規制が無く、ロッジもゲートからそれほど離れた場所にあるわけではないので、、むしろゲートの外側のホテルのほうが便利がいいかもしれません。ロッジのディナーは予約が必要で、予約していなかった私は、結局食料調達のためにここに戻ってきました。

「ブライス・キャニオン」と一般的に呼ばれているのですが、地形としてはここはキャニオン(谷)ではありません。川で侵食された谷ではないのですね。正確には断層でできた崖の頭部浸食。カシミールで鳥瞰図を画いてみました。データーはスペースシャトル地形データを使用しています。

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カシミールで描いたブライス・キャニオン

ここの特徴的な構造は、自然の円形劇場(Amphitheater)とも呼ばれています。円形劇場の中に林立する土柱。これは「尖塔(Hoodoo)」と呼ばれます。この特異な景観は風、水、氷によって、比較的最近(最近って言っても1500万年くらい前ですが)堆積してできた岩が浸食され形成されたものです。これらのHoodooは堆積岩の種類によって赤、橙、白などさまざまな色をしており、それが見事な景観にさらに変化をもたらしています

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ブライス・ポイントから見下ろすAmphitheater

ブライスキャニオンでは、これらの景観を侵食された崖の縁から見下ろす形で鑑賞することになります。崖は海抜 2,400 m から 2,700 m。ザイオンやグランドキャニオンに比べて高地にあります。崖は概ね東向き。Amphitheaterを見渡せる多くの展望台が設置されており、いくつかの展望台を結ぶリム沿いのトレイルもあります

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朝日をうけて黄金色に輝くAmphitheater サンライズポイント

私が訪れた展望ポイントは、サンライズ・ポイント、サンセット・ポイント、インスピレーション・ポイント、ブライス・ポイント、レインボー・ポイント。崖沿いのトレイルはほとんど歩きませんでした。写真的には展望ポイントで撮れば十分・・・という判断(^^; もちろん時間があれば歩きたかったけど。

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ナバホループトレイル

Hoodooの間を歩くことができるトレイルコースもいくつかあります。これは少し歩けばガラリと景観が変わる訳ですから、必ずひとつは歩いておきたいところです。わたしは手軽なナバホループというトレイルを歩きました。300マイル以上のロングドライブを控え、それ以上時間が無かったのです。残念。

グランドサークルの旅8 ザイオンからブライスへ [アメリカ観光]

ザイオンのトレイル歩きを楽しんで、ビジターセンターに戻ってきたときには午後2時を過ぎていました。ブライスキャニオンまでは約3時間のドライブ。結構いっぱいいっぱいの時間だったりします(^^;

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さらばザイオンの山々

もし早めにブライスキャニオンに着ければ、展望台をいくつか回って、インスピレーション・ポイントで今日のフィニッシュとするつもりでした。この様子だとブライスキャニオンロッジにチェックインして、インスピレーション・ポイントに直行かな・・・などと考えながら、ザイオン・マウントカーメル・ハイウェイを走ります。車止めて撮りたいような景色ではあるんですけど、我慢して・・・行きます。

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マウントカーメル・ハイウェイにて

ブライスキャニオンに近づいた頃、様々な形をした赤い岩が固まっているレッドキャニオンなる場所が出現。傾きかけた陽に、よりいっそう赤みが増して見えます。急ぎます・・・(^^;

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レッドキャニオン


公園ゲートを$25支払って通過。一週間有効のチケットがもらえます。

本日はブライスキャニオンロッジ泊まり

ブライスキャニオンもザイオンと同じく、公園ゲートの手前に一般宿泊施設がいくつかあるので、あえて公園内のロッジに泊まる必要はないのですが、直前まで他のホテルを予約せずに粘っていたら空室が出来たので予約しちゃいました。キャンセルがあったのでしょう。直前まで粘ってみる・・・というのもひとつの手ですね。

部屋は、フロントのある建物の2階。Wi-Hiが使えました。
一個建てのキャビンに宿泊した場合はWi-Hi接続は難しいかもしれません。
ロビーで皆さんノートPCでパチパチやってましたので。

事前情報をいくつか検討し、日没はインスピレーション・ポイントで迎える事に決めていました。サンセット・ポイントよりこちらのほうが良いのでは・・・という記述がいくつかあったので。

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インスピレーション・ポイント(Upper)

インスピレーションポイントにはUpperとLowerというふたつのポイントがありますが、Upperのほうが撮りやすいと思います。

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インスピレーション・ポイントにて

Amphitheaterは東向きなので、手前部分の陽が陰るのは早いです、刻々と変わる陰影を活かしながら絵を造っていくという作業になります。

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インスピレーション・ポイントにて


グランドサークルの旅7 エンジェルス・ランディングへのハイキング [アメリカ観光]

朝、スプリングデールから再びパーク内に入場。
朝早いとゲートに人が居ないので、またもや無料でスルー。

やはりザイオンは歩かないとね・・・ということで、今日は、エンジェルス・ランディング(Angels Landing)というピークまで往復する計画を立てました。ガイドブックやいくつかのWeb情報によれば往復4~5時間のようです。今、朝の7時。ザイオンを午後1時に出ても、次の目的地、ブライスキャニオンの夕景には十分間に合うでしょう。

昨日と同じビジターセンター裏の駐車場に車を止めて、シャトルバスに乗ります。

しかしこれはちょっと失敗。車でミュージアムの駐車場まで行ってしまうべきでした。
それか、もう少し早いバスに乗り込んで、ミュージアムで降りればよかった
そこからのウエスト・テンプル(West Temple)の朝焼けが巣晴らしいのです。

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West Templeの朝焼け

悔しまぎれにバスの車窓から1ショット。

シャトルバスには車窓案内が流れます。

「次は○○~」という案内も流れるので、安心して乗っていられます。

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シャトルバスを「Grotto」で降ります。

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Angels LandingのTrailHead

橋を渡り、川沿いのトレイルを行きます。しばらくは平坦。
渓谷の底にはまだ陽の光は届いておらず、そこそこ涼しい。

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左側の岩山がAngels Landingです。

エンジェルス・ランディングは目の前にグイッと聳え立っていますが、完全に絶壁で登山道は見えません。
トレイルはその背後に回りこむようにつけられていました。

いよいよ登りが始まります。

舗装されてるんですよ・・・ありがちだけど。

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歩行によって削られたりしないという点ではあながち自然に対して悪影響とは言えません。

ジグザグを切って急斜面を・・・石垣組まれてるんですよ。

マチュピチュか!! みたいな(^^;

ハイカー、かなり多いです。
今の時間帯・・・朝が最高だと思うのですね、歩くには昼は暑い
日本のように森の中を歩く山歩きじゃないもんで。

でも、山の西側に回りこむと日陰になって涼しい。

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日陰の道は助かります

そしてピークに続く尾根上に到達。
休んでいる人多し・・・。

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ここから痩せ尾根、そして鎖場の急登になります。

ただ、危ないと感じるところはほとんどありません

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日本風にいうならば「蟻の戸渡」か

頑丈そうな鎖が取り付けてあるし、岩は安定している。しかも地層がほぼ水平なので、足場がいいんです。

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足場はとっても良い

日本ではあり得ない体型のおばさんだって登っています(@o@)

2時間ほどで山頂に到着しました。

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Angels Landing 山頂

実にいい眺めです。上高地・・・じゃなかったザイオン渓谷全体の様子がよくわかります

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足元にはリスが数匹、ちょろちょろと駆け回っています。

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1時間ほどのんびりしてしまいました。
トレイルヘッドに戻ったのが12時前・・・
もうちょっと時間あるし、ナローズの手前まで行ってみようかな・・・と安易な計画変更。

シャトルバスに乗って終点のTemple of Sinawavaまで。
そこからRiverside Walk 終点までは30分ほどでした。

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ここから先は遊歩道ではなく。
川の中を歩くトレイルになります。

ここから先は水の中をジャブジャブと歩くのですよ。
夏だったら歩くのは断然ここでしょうね。
もう寒いのだろうなと思って、今回敬遠したんですが・・・全然寒くない・・・暑い(^^;
近くでは子供達が水遊び。

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Riverside Walk 終点付近

このほかにも有名どころのトレイルがいくつかあります。The Narrowsはもちろん、Observation Point(今回歩いたエンジェルス・ランディングの対岸の山)などが面白いそうです。

出来れば数日滞在してゆっくり楽しみたいところ
また来たい。 

でも夏は勘弁だな・・・暑すぎ。

グランドサークルの旅6 ザイオンキャニオンについて [アメリカ観光]

ザイオン国立公園の中心はザイオン・キャニオンです。
長さ24km、深さ800mのノース・フォーク・ヴァージン川(North Fork Virgin River)に沿った狭い渓谷。

雰囲気、上高地だと思っていただければ良いと思います。

緑が豊かでない、荒れた上高地(^^;
山と谷の標高差は上高地よりやや小さいのですが、絶壁なだけに迫力はあります

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ビジターセンターにあった地形の模型
様子がよくわかります。

ということで、上高地に例えて状況を説明します。(上高地知ってる人向きです・・ごめんね)

まず、私が車を止めたビジターセンター付近が河童橋付近だと思ってください。

このちょっと前に、国立公園のゲート(南口)があり、料金を支払います。私は2回入りましたが2回ともスルーしてしまいましたので、入場料金の記憶を失ったのですが(ゲートに表示してはありました)、$20か$25だったような気がします。たぶん1週間有効です。このあと書きますが、公園の管理に費用がかかるのはもちろん、無料シャトルバスや各種施設もかなり充実しているので、、高すぎるとは感じませんでした。でも、家族で・・・なんて考えちゃうと、合計では馬鹿にならない金額にはなりますね。

ビジターセンター付近には駐車場キャンプサイトがあります。

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キャンプサイト

背後に聳えるのが ウォッチマン(The Watchman)。上高地でいうならば六百山と霞沢岳

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The Watchman

ビジターセンターから少し奥に入ったところにミュージアムがあります。ブライスキャニオン方面に向かう一般道はここでザイオン渓谷からわかれて、右方向に曲がります。この道はザイオン・マウント・カーメル・ハイウェイ と呼ばれ、奇観が連続する楽しいドライブが楽しめます。かなり違いますが、まぁとりあえず徳本峠ということで(笑)。

この先のシーニック・ドライブと呼ばれる川沿いの車道はシーズン中は一般車通行止めとなっていて、移動には無料シャトルバスを利用します。ほぼ15分間隔で運行。私が訪れた時(9月下旬)には6時半頃からの運行でした。ちょうどそろそろ夜が明けようかという時間です(夏時間ですから)。シャトルバスの停留所はビジターセンター、ミュージアム、ロッジ、その他、有名どころのトレイルヘッドにあります。トレイルヘッドの停留所付近にはトイレ、水道などがあります(無いところもあるかも)。

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シャトルバス(The Grotto)

ミュージアムの背後に聳えるのがウエストテンプル(West Temple)。明神岳ですな。
西側に聳える寺院という名前の通り、朝日にあたって輝く様子が見事です。あとにも書きますが、このあたりで朝を迎えるのがいいのかなぁと思われます。

その先にザイオンロッジがあります・・・徳沢園かな。
ここに泊まれれば、シーズン中でも車で渓谷内に入れますし、暗いうちからトレイルを歩き始めることも容易になります。ただし上高地と違ってバスがあるので、一般的な行動にはスプリングデールでの宿泊でも不都合はないと思います。

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ノース・フォーク・ヴァージン川 (The Grotto付近

ここは私が歩いたエンジェルス・ライディングのトレイルヘッド付近のノース・フォーク・ヴァージン川の様子です。山は岩だらけですが、川沿いには緑が多いです柳の風情はまさに上高地。違うのは、ところどころにサボテンがあるところでしょうか(笑)

ここで、川はエンジェルス・ライディングを巻くように大きく曲がります。
その奥、車道の終点となるのがシナウバ寺院(Temple of Shinawava)。横尾ですね。屏風岩が迫ります・・・迫りすぎ(爆)

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Temple of Shinawava 付近

ビジターセンターからここまでが約6マイル。河童橋~横尾が12kmだから、それよりは少し短いですね。

Riverside Walkと呼ばれる遊歩道が川に沿ってなおも続きます。30分ほど行くと、遊歩道は終わり、目の前には絶壁、川幅がグッと狭くなる地点に到達。この先は、川の中を歩くトレイルになります。一般観光客はたいていはここまでか、川の中を少し歩いて引き返すようです。

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Riverside Walk終点付近
この先がThe Narrows

この先の「ナローズ(The Narrows)」と呼ばれるトレイルはザイオン、いや全米でも屈指の人気トレイルで、上流の出発点、Chamberlain's RanchからTemple of Shinawavaまでの距離は約25km。ここを歩くためにはビジターセンターでの許可が必要で、水量や天候によっては許可がでないこともあるそうです。

ハイカーは、自分の力量や好み、時間にあわせて、川沿いのトレイルや、川の周囲の山へのトレイルを歩いて楽しみます。ザイオンは、そんな楽しみ方ができる国立公園です。

Greetings everyone. specially American people
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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