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グランドサークルの旅18 アンテローブ・キャニオン(Upper) [アメリカ観光]

アンテローブ・キャニオン(Antelope canyon)
ここは国立公園ではありませんが、今回の旅の主要ポイントのひとつでした。最近は日本でも、その優美な曲線で形づくられた渓谷の写真がよく紹介され、人気のスポットになっています。

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この渓谷は、鉄砲水によって作られました。渓谷の巾は非常に狭く、そしてその側面の壁は滑らかな曲線を描いています。この特徴から、スロット・キャニオンとか、コークスクリュー・キャニオンとか呼ばれることもあります。下は細かい砂でほぼ平ら。砂岩が削られて下に沈むのでそうなるんだそうです。今でも鉄砲水が出ます。なので天候によっては入れないこともあるし、水が抜けていなくて、途中までしか見れないということもあるそうです。

このアンテローブ・キャニオン、アッパー(Upper)ロウアー(Lower)のふたつがあります。名前の通り上流側と下流側。ツアーが組まれ、多くの人が訪れるのはアッパーのほうです。

アッパー・アンテローブキャニオンでは、日中・・・といっても正午前後の短い時間ですが、太陽の光が渓谷の奥まで届き、幻想的な光景が現れるのです。それが写真で紹介されて、一躍有名になったということなのでしょう。おそらく、これが見られる時間帯(お昼頃)が一番混むのだとと思ます。

アッパー・アンテローブキャニオンは個人で入ることは出来ないので、一般的にはツアーに参加して見学することになります。ツアー会社はいくつかあります。私が利用したのはココです。事務所はペイジの町の真ん中にあり、ツアーもそこから出ます。

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これ以外にもいくつかのツアー会社があり、ペイジの町だけでなく現地のすぐ近くにもありました。

もちろん、ここはアメリカでも人気の写真撮影ポイント。一般的なツアーは1時間半程度なのですが、写真家用に2時間半程度のツアーも企画されています。11時半スタートの、写真家用ツアーを事前に申し込んだのですが、すでに満員で参加できませんでした。人数もある程度絞っているようです。特別に1時半スタートの写真家用ツアーをやってもいいというような話もメールで貰ったのですが、アッパーの名物「渓谷に差し込む光」を一瞬でも見たかったので、時間を優先して11時半出発の一般向けツアーに参加しました。このツアーも当日はもう満員御礼で空きは無かったようです。

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砂漠を疾走するトラック 完全武装の女

カメラ2台、三脚一つを持って、ツアーのバス?、トラック?に乗り込みました。このツアー会社だけでもバス数台・・・凄い人数です。それに対して渓谷は巾2mそこそこ、長さは150m・・・入りきらんで・・・これ(^^;

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アッパー・アンテロープ・キャニオン前

岩の壁の割れ目のような入口から中に入ります。

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この割れ目ちゃんから中へ・・・

入口から・・人、人、人・・・ひゃぁ(@o`)・・・これは写真どころではありません。

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一般ツアーの人はコンデジで手持ち撮影の人が多い

先行しているフォトツアーの人たちでしょうか。光が差し込んでいるところに、砂を巻いて光芒を目立たせ・・・みたいなことをやっています。しかし、我々は先へ先へと急き立てられます三脚全く立てられず・・・参ったなぁこりゃ。この渓谷ツアーは端まで行ってそのまま引き返して来ますし、途中で点呼を取るわけではないので、気に入ったところに立ち止まって、勝手に撮影するという手も使えなくはなかったのですが、取り敢えず「観光優先」でまじめに歩きました。

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あれかぁ・・・の図

写真は厳しいですね。もちろん、感度を上げて手持ちで撮れば、そこそこの絵は撮れます画質との天秤・・・その塩梅が難しいかもしれません。入口付近以外にもう一カ所、太陽の光が差し込むところがあったのですが、「ココまでくるのに時間かかりすぎて、もう終わっちゃったよ」だって(^^;。季節は9月末、真夏より渓谷に日が差し込んでいる時間は短いせいもあったのでしょう。とにかく正午を挟むツアーは混みます。「夏」ならこの一つ前の時間帯のツアーのほうがいいのではないかと思われます。少なくとも正午を挟むツアーよりも空いているはずですし、太陽の位置が高い夏なら「光芒」も十分撮れるでしょう。

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レーザービ〜ム!!

写真優先の方は、できるだけ写真家向けツアーに参加された方が良いと思います。たぶん写真を撮りやすくするための、それなりの配慮をしてくれるはずです。申し込みはお早めに。

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入口が割れ目ちゃんで、中が優美な曲線
日本だったら間違いなく「安産祈願」スポットだなこりゃ(爆)


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ゼロゼロマシン

長大な撮影記、時間を掛けて拝見しております。
写真もフレーミングや光の使い方、色々と勉強になります。
ただ、スケール感は全く参考になりませんけど(笑)
って、何もかもデカ過ぎですよ。
そして乾燥感というか湿度の低さというか。
日本じゃ何を何処で撮ってもこんな風なカラカラ感て無いですよね。
ビールも美味いんだろうな^ ^
それにしてもホースシューベンド、インパクトあり過ぎですね。
by ゼロゼロマシン (2011-10-15 01:58) 

BlueRidgeWalker

ども・・・記事の方は実際にグランドサークルに撮影目的で旅行される方の参考に少しでもなればいいなと思って書いていますので、「関係ない・・・」と思われる部分も多いかもしれません。
ただ、周りの状況観察して、何を考えて、どう動いて、どう撮るのかってことは、場所がどこでも全く変わらないので、そんなことがわかるような記述もちょっと入れております。参考になれば幸い。
日本の風景の特徴はおっしゃるようになんと言ってもwet感ですよね。空、土、緑・・・ある意味どれも「水のカタチ」というテーマでまとめられそうな気がします。
ホースシューベンド・・・あの崖の縁へいって覗くだけのとこなんですが、結構ひっきりなしに人が来ます。以前はさほど有名な場所ではなかったらしいのですが、今は超人気スポット。
by BlueRidgeWalker (2011-10-15 11:13) 

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Greetings everyone. specially American people
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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