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グランドサークルの旅9 ブライスキャニオン国立公園について [アメリカ観光]

Bryce」という名前は私にとっては3D景観作成ソフトウエアの名前として強く印象に残っています。

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Bryce2作例 燕岳の印象

昔、KPT Bryce」という3D景観作成用ソフトを使っていたのです。レンダリングにアリゾナの山とか確かそんな選択があって、赤い地層の線の入った妙にリアルな岩山の絵ができるのです。あと絶壁の岩山とか。そしてそれに木や草をちょぼちょぼと生やすことができる。でも逆に日本的な山の風景は全然できない。なんだか現実離れした風景だよなぁ・・・と、そのときは思っていました。

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Bryce2作例 黒部峡谷 

その懐かしい風景が(笑)・・・今現実に目の前に展開しています

ザイオンの山もいつか見た風景でした・・・

これかぁ・・・ という感覚。

またさらに「Bryce」には平坦な地形を隆起させ、そして侵食させて地形を作るという機能がついていました

普通に溝が深く掘れていくモードももありましたが、
(剣山のような)針状に侵食させるモードも持っていました。

なんじゃこりゃ・・こんなのあり得んがや
                                  ・・・と、その時は思ってました(^^;

あったんですね・・・現実に・・・(@o@)

ブライス・キャニオン」 
    ソフトウエアの名前はここからとられていたのでした。

  全然知りませんでした(^^;
            だって興味なかったんだもん。

ちなみに「ブライス」というのはここに最初に定住した方の名前なのだそうです。

ブライス・キャニオン国立公園Bryce Canyon National Park)の入り口は公園の北側。ゲートでは入場料を支払わなければいけません。チケットは一週間有効。ちなみに、いくつかの国立公園で有効な年間パスがあるようです。$80だったのかな。今回はこのパスが有効なゲートを4箇所通過しましたが、結局ザイオンは無料だったので、今回の旅に限れば、年間パスを買わないほうが正解でした。でも1年以内にまた行くとしたら・・・(^^;

ゲート横にビジターセンターがあります。ここから30 km弱の車道が南に向かって伸びています(南側は冬季は閉鎖されるらしいです)。ゲートの内側、公園の中の宿泊施設はブライスキャニオンロッジだけ。あとはキャンプ場。ゲートの外側には、ザイオンと違って数は少ないですが、一般の宿泊施設、レストラン、食料品を売っているお店などがあります。この公園は自家用車の規制が無く、ロッジもゲートからそれほど離れた場所にあるわけではないので、、むしろゲートの外側のホテルのほうが便利がいいかもしれません。ロッジのディナーは予約が必要で、予約していなかった私は、結局食料調達のためにここに戻ってきました。

「ブライス・キャニオン」と一般的に呼ばれているのですが、地形としてはここはキャニオン(谷)ではありません。川で侵食された谷ではないのですね。正確には断層でできた崖の頭部浸食。カシミールで鳥瞰図を画いてみました。データーはスペースシャトル地形データを使用しています。

bryce.jpg
カシミールで描いたブライス・キャニオン

ここの特徴的な構造は、自然の円形劇場(Amphitheater)とも呼ばれています。円形劇場の中に林立する土柱。これは「尖塔(Hoodoo)」と呼ばれます。この特異な景観は風、水、氷によって、比較的最近(最近って言っても1500万年くらい前ですが)堆積してできた岩が浸食され形成されたものです。これらのHoodooは堆積岩の種類によって赤、橙、白などさまざまな色をしており、それが見事な景観にさらに変化をもたらしています

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ブライス・ポイントから見下ろすAmphitheater

ブライスキャニオンでは、これらの景観を侵食された崖の縁から見下ろす形で鑑賞することになります。崖は海抜 2,400 m から 2,700 m。ザイオンやグランドキャニオンに比べて高地にあります。崖は概ね東向き。Amphitheaterを見渡せる多くの展望台が設置されており、いくつかの展望台を結ぶリム沿いのトレイルもあります

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朝日をうけて黄金色に輝くAmphitheater サンライズポイント

私が訪れた展望ポイントは、サンライズ・ポイント、サンセット・ポイント、インスピレーション・ポイント、ブライス・ポイント、レインボー・ポイント。崖沿いのトレイルはほとんど歩きませんでした。写真的には展望ポイントで撮れば十分・・・という判断(^^; もちろん時間があれば歩きたかったけど。

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ナバホループトレイル

Hoodooの間を歩くことができるトレイルコースもいくつかあります。これは少し歩けばガラリと景観が変わる訳ですから、必ずひとつは歩いておきたいところです。わたしは手軽なナバホループというトレイルを歩きました。300マイル以上のロングドライブを控え、それ以上時間が無かったのです。残念。

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