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写真展「Great Smoky Mountains National Park」@信州安曇野 [カメラ&写真]

 短いアメリカ暮らしを終えてからもう7年経ちました。

 2019年の冬、信州安曇野で合同写真展のお誘いをいただき、写真展を開催させていただく機会がありました。

 そこで、このブログでもなんどか登場したアメリカの国立公園「Great Smoky Mountains National Park」の写真を展示しました。

 観ていただけた方はわずかなので、

改めてweb版をこのブログに掲載させていただきす。

 本当はきちんとwebサイト版を作りたかったのですが、そこまでの気力がなく、一年近くも経ってからブログに載せるという体たらくです。誠に申し訳ございません。

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 写真展の内容を「Great Smoky Mountains National Park」にした理由を最初に説明します。写真として万人受けするのは「富士山」だし、力があるのは「お祭り」の写真だということはわかっています。でも、ここで日本ではほとんど紹介されることがない「Great Smoky Mountains National Park」を知って欲しかったのです。

 「Great Smoky Mountains National Park」は全米でNo.1の来園者数を誇る国立公園です。グランドキャニオンのおよそ2倍。日本でここが紹介されない理由は、「日本人にとって普通」に思える風景だからだと私は思っています。



 海外の風景としてメディアは日本人にとって新鮮で驚きを感じられる風景を紹介するのが普通です。旅行先だって非日常を味わいたいのだから、そういうところが選ばれます。だから勢い、その国にはそういう風景しかなく、現地の人はそのような風景を愛しているのだと思いがちです。挙げ句の果てに「日本の自然は四季があるから素晴らしい」とか言い出す始末です。

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展示会場の様子

 アメリカ人だって自然の森が大好きです、紅葉の季節には日光いろは坂を思わせるような渋滞が発生します。そしてそのような自然を、日本とはまた別の仕組みで守ろうと努力をしています。

 展示した写真は説明がなければ「日本のどこか」と思ってしまう写真がほとんどです。むしろそういう既視感を強く感じて欲しいと思って、奥入瀬のようだったり、乗鞍スカイラインのようだったり、奥秩父の山稜のようだったりする写真をあえてセレクトしました。

 アメリカ人も大好きで、大事に思って守ろうとしている自然や風景。それと同じような風景が近くで見られる日本、信州。その幸せと、今そこにある森や風景の貴重さをあらめて感じて欲しいというのが今回の展示の主旨でした。 

 流石に押し付けが過ぎるので(笑)、この主旨を文章ではダイレクトに書かなかったので、伝わった方がどれくらいいらっしゃったか・・・(T_T)

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 反省点は、写真の出来、さらに展示の仕方や体裁が今ひとつであったこともありますけれど、「全米でNo.1の来園者数を誇る国立公園の写真ですよ」という説明が貧相だったことが第一だと思っています。在廊していた時には、逆回転でご覧になっている方もいらっしゃいましたし、気がつかれなかった方もいるかもしれないなぁ・・・と。もちろん、一枚一枚の写真を「作品」として観ていただいてもよかったのですが、それに耐える大した写真じゃないというのも、また問題。 

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 かみさんは、写真展というのは、芸術性が高く、洗練された展示がされてるものだという思いが強いようで、今回の展示は大いに不評でした。「道の駅」とか「ビジターセンター」みたいと言われましたが、まさにそっちよりの展示を目指したのだから仕方ないですね。

  

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さよならJeep Patriot [車の話]

 日本に帰り、自分の車の無い恐ろしく不便な日々を過ごしております。車なんかそこそこ走ればいいのですから、適当に中古車でも見繕って買えばそれでいいのですけれど、結局選んでしまって入手できるのが随分と先になってしまいました。アホです。

 それはそれとして、アメリカを発つ前に車を売ってきました。そのときのお話です。アメリカでの愛車である「Jeep Ptriot」を新車で入手したのが2011年の7月中旬。ほぼ2年9ヶ月で走行距離は67354mile、約108,396kmです。故障もなくよく走ってくれました。3年も乗らずに手放すことがはじめから分かっていれば新車なんか買わなかったのですが、一応10万kmは走ったのでヨシとしましょう。

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 この車を購入したディーラーの中古車販売部門に持ち込んで見積もりを依頼。実際に乗り込んで少し走ったりして、いろいろチェックされました。見積もり価格は$10.5K。購入価格が諸経費込みで約$23kだったので、新車購入価格のおよそ半額。個人同士の売買だとおそらくあと$1kくらいは高く売れるんでしょうが、結局は、このディーラーに売ることにしました。

 見積もりをしてもらってから2週間くらい経ってから、車を引き渡しにディーラーへ。今度はちょっと偉い人が車に乗り込み確認。見積額が変わるのかなと思ったら「前のいくらで見積もったっけ?」と質問されちゃいました。もしもその時よりも高い価格を答えたら、それで買ってくれるのかなという不埒な考えが頭をよぎりましたが、正直に答えて$10.5kに決定。

 そのちょっと偉く見える人がチェックを切ってくれるのだと思っていたのですが、そうではなく、この日(土曜日)はチェックを切れる人がおらず、チェックが渡せるのは午後か、それが駄目なら月曜日になるとのこと。チェックが用意できたら電話するとのことだったので、車だけ置いてこの日は一旦引き上げることにしました。

 その後、待てど暮らせど中古屋からの連絡は無く、しびれを切らしてこちらから電話をしたらなぜか転送途中で切れちゃった。なので、店に出向いて「どうなってるの?」と聞いたら、「今作っている」とのこと。そば屋の出前かよっ! かなり待ってチェックを入手。車売却無事完了です。

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帰国準備中にアタシを襲ったHDD不調 [PC,IT]

 一つ前の記事であるフロリダへの旅の後、チャールストンとサバナへの最後の旅、そしてグレートスモーキーマウンテンズとアシュビルへの最後の旅をして、アメリカ生活最後の日を迎えました。

 フロリダへの旅の記事から2週間の間、更新が途絶えていたのは、引越の準備で忙しかったせいもありますが、バックアップに使ってい外付けのHDDが大不調となり、そのバックアップ対応にすっかり時間を取られてしまっていたのが大きな理由です。不調の症状は、まずフォルダやファイル一覧が表示されるのが異常に遅くなったこと。そして読み出しや、コピーに長時間要するようになったことです。とくにコピーにかかる時間は凄まじく、80GB程度を他のHDDにコピーしようとすると、所要時間が7日間とか出てしまうくらい。ディスクユーティリティーで検査をしても異常はなく、修復をかけても状況は変わりませんでした。おそらく間もなくお陀仏の予兆。

 そのHDDはバックアップ万一の場合には無くなってもいいやというようなファイルの保管場所ではあったのですが、やはりできれば救いたいので、新しく外付けHDDをもう一台調達し、ファイルのコピーにトライしました。フォルダごとではなく、ファイルを一つずつコピーしたほうが、トータルでは短時間で出来ることがわかり、せっせと作業。それに引越の慌ただしさも加わり、ブログの更新などまるで手が付けられなかったのです。しかし結局全てはコピーできぬまま、その古いハードディスクも荷物として段ボールに詰め日本へ送りました。輸送中に完全に壊れてしまう可能性も大きいのですけど。

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 アメリカで使っていたiMac新旧2台もHDDと同様に船便で日本に輸送中。到着まで約2ヶ月かかります。それらが手元に届くまでのほぼ2ヶ月間はメインマシンが無い(T_T)。こうなることは分かっていたので、新iMacの購入を帰国まで待ちたかったのですが、あまりにも旧iMacの動きが緩慢になってしまったので、やむを得ず在米中に導入せざるを得なかったのです。旧マシンだけでもエアで輸送しちゃおうかと思ったのですが、振動と衝撃で不調をだめ押しして死んじゃう可能性もありそうなので両方とも船にしました。今、日本にあるのは懐かしのG4あとは手荷物で持ってきたVAIOノート。これはそこそこ能力はあるのですが、すでに液晶はイカレており(ってか、接触不良っぽい)、ときおり画面に白い線が現れてしまうような状態です。今はそのVAIOを単体モニタに繋いでこのブログを執筆中ブログを書くくらいならなんとかなるものの、画像処理などはとてもやる気がしないので、しばらくFlickrへの投稿などはお休みします。


最初で最後のファーストクラスの旅 [アメリカ生活]

 約3年のアメリカ生活を終えて4月23日に日本に帰国しました。アメリカの田舎に慣れた目には日本のオフィスや住宅は過密に映り、狭い道はあまりにも窮屈。これからまたここに住むのかと思うと少々うんざりするというのも正直な気持ちです。でも、きっとすぐに慣れるのでしょう。生活が楽なのは確かです。なんといったって日本語が通じますから。今日は市役所に転入届をし、印鑑登録をして、車を購入するための印鑑証明を準備しました。在外選挙人登録証も返却。

 私にはまだ車がありません。だから異動はかみさんの車で。とにかく、この地ではアメリカの田舎同様、車がないと生活不能。今は特にこれといって欲しい車はないのですが、少し調べたところでは「フォレスター」がいいなとちょっと思っています。いつ手に入れられるか・・・それまでは超不自由です。

 さて、話は少し戻って、今回のシカゴから成田へのフライト。ANAの011便。座席は01Aでした。早い話が・・・ファーストクラスです。ビジネスクラスからアップグレードしたのです。自費でファーストクラスのチケットなど買えるはずもなく、もしもマイルが貯められたとしても、そもそもビジネスクラスのチケットを購入する機会がないでしょうから、おそらく「ファーストクラス」に乗れたのは、今回が最初で最後だと思います。

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座席の横にサイドテーブルがあるのがビジネスとの大きな違いです。
窓際の席でも窓からシートまではかなり離れていて
乗り出さない限り窓の外はほとんど見えません。
そういうことをする座席じゃないってことでしょうね(笑)

 ファーストクラスの楽しみ方は実に悩ましいんですよね。せっかくのファーストだから、その快適性を存分に利用して寝たい気もしますが、すっかり寝てしまって、起きたらもう成田だったってことになったらあまりにも残念

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 画面がデカイ。

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そこはかとなく漂う高級感(^^;

 

 ファーストクラスの乗客はたった4人でガラガラでした。4人の席はファーストクラスルームの4隅なので目には入らず、お互いの存在が気になることはありませんでした。キャビンアテンダントさんはビジネスクラス以上に何度も声をかけてきます。目の前が部屋を仕切るカーテンなので、急に現れるからちょっとびっくりします。

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 座席機能チェック中・・・なるほどなるほど

 興味津々で座席の機能や収納場所をあれこれチェックし、足下にある薄い引き出しを見つけて開けていたら、「よくその引き出しを見つけられまたね」などと言われたり、食事をX10で撮影してたら、「食事されているところをお撮りしましょうか」などと言われたり、なかなか恥ずかしい状況でした。

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薄い引き出し。
ノートパソコンなどを入れるのに使えるようです。
でも、入れたままお忘れになる方も・・・・ ですよね。
だから使わないようにします。
 
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眼鏡を入れるところもあるんですよ・・・と。
これは使えます。
 
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ヘッドフォンはSONYのノイズキャンセル。
これが収納できるボックスも壁にありました。
 

 「ファーストクラスなんてもう二度と乗れないと思う」とキャビンアテンダントさんに言ったら「そう仰らないで、またのご利用を・・・」と返されました。そう言われたって、絶対二度と乗り(れ)ませんって。

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トイレはファーストクラスルームの前に二つ。ほとんど貸し切りに近くて、使用中かどうか気にする必要がないのがよかったです。

到着してから降りるのも早い、荷物も最初に出てきます。快適ですけどやはり二度と乗れないでしょう。


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フロリダへの旅 ファイナルーディトナビーチ [アメリカ観光]

 オーランドでは、ココア・ビーチ(Cocoa Beach)というところに泊まりました。ええ折角なのでビーチを・・・。 ただし、もともと天気はよろしくないという予報でしたので、コストセービングで、海岸沿いでないホテルを選択しております。ビーチは東向きですから、とにかく朝は行ってみる・・・わけでございます。

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Cocoa Beach

 実をいうと、3年間のアメリカ生活でサボったのは朝夕の撮影でした。泊まりがけの旅行のとき以外はほとんど朝夕の撮影はしなかったのです。だから年にほんの数回です。日本だと15分、30分、60分走れば、ほぼ「鉄板」の撮影地が存在していましたし・・・ってか、そもそも自宅の窓から十分なクオリティーの撮影が可能だったので、朝夕がむしろ主要な撮影時間帯だったのですが、こちらでは「とりあえずあそこに行ってみよう」という場所を見つけられずに終わりました。大風景を期待すると、やはり5時間、4時間のドライブは必須です。もちろん早く出掛ければ撮れたんです。それに近所でも朝夕の風景は撮れるんです。農場もありますし、湖もありますし・・・。広い農場や庭園の中に大きな邸宅がある、まるでプランテーションみたいなところもあって、朝や夕方の光に凄く映えているときもあったんですが、その家の前に車を止めて、写真撮るってのもなんだかな・・・ってことで、撮影には至りませんでした。そういう住宅だけを撮り集めても結構な作品群にはなりそうな気はします。

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Cocoa Beach

 話が脱線しました。

 とりあえず朝はちょろっと撮って撮影終了。

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ワニもいる Cocoa Beach

 午前中、ケネディー宇宙センターを見学したあと、ディトナ・ビーチDaytona Beachへ向かいます。またビーチかい!!

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ディトナビーチ

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ディトナビーチ

 ディトナって名前は「自動車レース」で耳にすることがあって、その手の博物館もあります。ですが、今回はビーチへいきます。ディトナ・ビーチは車が入れるビーチとして有名なのです。一度走ってみたかったのですよ。有料でして、何箇所かある入口で入場料$5を払うと車でビーチに入れます。道路の通行料というよりビーチの入場料って感じ。ビーチドライブの制限速度は10マイル

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ビーチドライブ

 ビーチは、既に完全に「」です。ノンビリ目の保養をしながら30分ほど走り、観光終了。水着のお姉ちゃんとかずっと見ていたいんですけど、時間が無いんです。オーランドの空港までまでは1時間くらい。フライトは夕方7時。レンタカーも返さなきゃいけないので5時半くらいには着きたい。ということで4時にディトナビーチを後にしました。

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目の保養にならないものも多く見られるので注意が必要です。

 オーランド国際空港を利用するのは初めてでした。なので勝手が分かりません。レンターカーをどこに返したらいいのか・・・。どこの空港にも、レンタカー・リターンという看板が分かり易いところにあって、たいていそれに従っていけば返却場所にたどり着けるのですが、それがよくわからないんです。途中まで表示があったんですが・・・あれ? どこかで表示を見逃したようです。うーむ、一同空港を出て、再トライ。今度は、看板を見つけることが出来、成功。レンタカーを 借りたところと別の空港に返すというのもなかなか緊張するものです。

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空港の中にホテルが・・・

 オーランド空港はテーマパーク・ワールドのゲートウエーらしい空港でした。ディズニーユニバーサルスタジオサンリオ宇宙センターなどのギフトショップがずらりと並んでいます。空港の中にはホテルもあります。探検していたら迷子になりそう。

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そんなこんなでノロノロしていたので、ゲートに到着したのは搭乗開始寸前でした。

タグ:フロリダ
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Greetings everyone. specially American people
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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