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小泉 八雲とニューオリンズ [アメリカ生活]

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はアイルランド人の父とギリシャ人の母を持つ、新聞記者であり、紀行文作家・随筆家・小説家・日本研究家です。

1877~1887年頃、彼は日本に来る前に新聞記者としてニューオリンズに住んでいたようですね。ここで開催された万国博覧会の会場で、後に島根県松江尋常中学校の教職への斡旋をしてもらうことになる農商務省の服部一三という人にも会っています。住まいはバーボン通り516だったと「地球の歩き方」に書いてありました。

20110424-P1100575.jpg
おそらくは、この建物なんじゃないかと思われます。


時代としてはちょうどジャズが形作られた頃ですよね。街の様子はどんなだったでしょう。きっと、今よりもっと猥雑で怪しげで、混沌とした街だったのでしょう。

20110424-P1100372.jpg
1807年から営業しているOLD ABSINTHE HOUSE
八雲もよく通ったのではないでしょうか。


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milou

特に小泉八雲に思い入れがあるわけではないが、20年以上前にこの場所を訪ねました。現在はストリート・ビューなども使えるので古い写真の撮影場所などを調べていて、このブログに立ち寄ったわけです。

調べた結果、写真の建物はRick's Sporting Saloon で番地は522になっている。そして516番地なら門(?)を挟んで右隣のBourbon Cowboy Too というバーになる。他のブログでも同じ写真を掲載していたが恐らく研究書を見れば正解が分かるだろうから図書館で調べてみます。

ちなみに、僕が行った当時は写真の建物はAudience Participation の Female Amateur Wrestling などを見せる風俗に近いような店でした。夜の喧噪が嫌で朝9時頃に訪ねたら入れ墨だらけの女の子が近寄ってきて私の部屋はフレンチクォーターでいちばん見晴らしがいいから5ドルで見せる、と言った。普通の人なら断るところだが僕はノコノコ付いて行き奥の階段からまさに写真の建物の一番上の3畳ぐらいの部屋に入った。部屋には数人の男が寝泊まりしていたようで確かに少しは見晴らしがよかったが蒸し暑かった。1階の店には四角いリングがあり4メートルはありそうな大蛇が飼われていた。彼女と店の関係は知らないがリングでポーズを撮ってくれたりして、まあ面白い体験をした。
by milou (2013-05-22 14:51) 

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「文学アルバム 小泉八雲」2000年恒文社 55ページに載っている写真は、やはり右隣の Bourbon Cowboy Too の写真が掲載されています。
執筆者は八雲の孫である小泉時 氏なので信頼できるはず。

http://goo.gl/maps/a7lsJ
by お名前(必須) (2013-06-06 11:01) 

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しつこいですが…
以下のブログにも正解の写真が…

http://www.gonola.com/2010/08/25/nola-history-rue-bourbon-through-the-years.html
by お名前(必須) (2013-06-06 11:15) 

BlueRidgeWalker

調査とご指摘ありがとうございます。ここいらの建物は、普通ならば、扉かその近くにデカデカと書いてある番地の数字がどこにも見当たらず建物が特定できなかったというのが実態です。掲載した建物の隣の本物の516番地の建物も同じように撮影はしてあります。次に記事を書くときにはそちらを使うことにします。それにしても楽しい経験をなさいましたね。フレンチクオーターはカトリーナによる壊滅的な被害を免れ、おそらくはmilouさんが訪れたときと同じような風情を保っていると思われます。私が行ったときにも、まだ怪しいお店はいくつかありました。
by BlueRidgeWalker (2013-06-06 22:09) 

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Greetings everyone. specially American people
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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