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「Sue」との再会ーThe Field Museum [アメリカ観光]

 シカゴで最初に訪れたのはフィールド自然史博物館。一般的には「The Field Museum」と標記、webサイトにもそう標記されています。周辺がMuseumだらけなのでちょっと混乱(^^; 


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博物館の入り口・・まさに「Museum」の風格が漂います。


 下調べをろくにしないあたくしが、この博物館について事前に知っていた知識は。世界最大のティラノザウルス(Sueと呼ばれてます)の化石が展示されていることくらいでした。きっと、化石の収集・展示は充実しているのであろう・・・と想像。博物館の名前の「フィールド」も一般名詞の「Field」から来ているのかと思っていたほど・・・実際はそうではなくて、この博物館に多額の寄付をしたアメリカのデパート王「マーシャル・フィールド」に由来しているんですな。

 ついでにお金に関わる薀蓄をもう一席。先に紹介したSue」と呼ばれている世界最大のテラノザウルスの化石、これにも欲得まみれの物語がくっついております。発掘したのは民間の研究所でした。愛称「Sue」は発見者の名前に由来しています。この大発見のあと、研究所は、土地の所有者から、化石の所有権は土地の所有者にあるという訴訟を起こされます。この化石に莫大な価値があることを知ったからでしょうな。「Sue」はFBIに押収。研究所は地主に、お金を払って許可をもらい発掘をしていたわけですが、最終的には化石は土地と一体の不動産であり、地主のモノだという判決が下ってしまいます。「sue」は所有者のモノに。その後、オークションにかけられた「Sue」はおよそ10億円でシカゴ博物館が落札したというのが、ざっとした経緯らしいです。


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ティラノザウルス(T-Rex) Sueの化石

 
 さて、この「Sue」、実は前にも出会ったことがあるのです。それは2005年の名古屋。万博に合わせたスケジュールで、市内で恐竜博が開催されていました。その展示会の目玉のひとつが「Sue」。しかしそのときの展示はレプリカでした。今回は本物・・・まぁ普通に眺める限りたいして変わらないですが。


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2階からSueを見下ろす
 

 建物は三階建てで、中央は吹き抜けになっています。その1階、吹き抜けのフロアの特等席に「Sue」が展示されています。名古屋の恐竜博の記憶がなんとなく蘇ります。子供の頃は恐竜にとても興味があった記憶がありますが、それがいつの間にやら遠い遠い記憶になり、それを再び思い出させてくれたのが名古屋の恐竜博でした。

 
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頭は重いので、1Fフロアの展示はレプリカ
本物は2階に展示されていました。


Sueはともかく、そこからどうやって各展示場所を回っていいのやら・・・さっぱりわかりません。特別展示のオプションのついていない私のノーマルチケットで、どんなものが見れるのかもよくわからない。

もらったパンフレットを眺めてみるものの・・・・それでもまるでイメージがつかめない。

こんなときは、とりあえず・・・・手当たり次第(爆)

とにかく全部見るのにどのくらいの時間がかかるのか想像がつきません。時間が十分あるわけでもない。解説の文字を追っても、英語力0のアタクシが理解するためには、相当な手間と時間を要するので、タイトルをちらりと見る感じで、すっ飛ばしました。展示物にいちいち近づいて見ていたら時間がかかりすぎるので、遠目に眺めて終わり・・・みたいな駆け足見学


とにかくもう盛りだくさん
地球史生物史人類史、 そしてそれがワールドワイド・・・

時間と空間、まさに四次元の世界の展示になってます。


入り口を入ってすぐ右には、世界の動物の剥製が展示されています。
                   その種類、数がすごい


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ジオラマ風に展示されており、その生活環境もなんとなくわかるように工夫されています。


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ちょっとこのような展示にはお目にかかったことがありません。普通はその地域とか、その国の動物に限った展示ですものね。そうでなければ、まぁ一般的な動物とか、あるいは種目を限る・・・・とか。ここはとにかくアンリミテッド・・・。

もちろん植物の展示もありました,
     でも・・・見きれない・・・というか、歩ききれませんでした(^^;


地球の誕生と進化の歴史、ジオラマ、鉱石、化石・・・


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地球の誕生、そして生物の始まりから進化のジオラマ
よくありがちなものではありましたが・・


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Sueさんのお仲間たちの人気はアメリカでも高い・・・



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まっ、お決まりですが オオツノジカにマンモス


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あっ、○○君のお父さんがいるわよ」みたいな・・・


民族の歴史・・・これもワールドワイド。
 

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ネイティブアメリカンはもちろん、中国、チベットの歴史、文化なども


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いつの間にやら南の海へ・・・
スナップ撮影をする若者達。


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こんな研究室もあるんです。



地下1階には、エジプトのピラミッドの内部が再現されていました。


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ミイラ製作室の模型なんかも。


とにかく盛りだくさんなので、休憩も入れて、1日費やすとか、午後丸々見学に当てるとかいうスケジュールがいいみたいです。地下にマクドナルド有。

ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)は、これの倍以上の規模なんですってね。
1日じゃとても見きれないのでしょう。

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かわ

そういえば最近、日本の人体博物館?みたいなところで、標本としてたくさん置かれている人間(本物)の解体標本が、遺体か死体か?で議論・・・というか、揉めています。(汗
by かわ (2011-01-23 18:58) 

fugaku

人体の不思議展とかいうやつでしょ。以前に有楽町あたりでもやってましたよね。ポスターをみた記憶がある。見にはいかなかったなぁ。妊婦のカットモデルなんかも展示されているようですね。

世界中で問題になっていて、有罪判決が出てるところもあるようです。

三保に東海大学の人体博物館がありましたよねぇ。閉館になっちゃったみたいだけど。
by fugaku (2011-01-23 23:06) 

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