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シカゴ美術館 [アメリカ観光]

 シカゴ美術館はメトロポリタン美術館、ボストン美術館と並ぶ、アメリカ3大美術館のひとつとされています。シカゴに来たらここに立ち寄らないわけにはいかない。そんなわけでミーハーな私も見学に・・・。


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入り口ではライオンがお出迎え。

正式名称は「The Art Institute of Chicago」といいます。
Museumじゃないんです。研究所なんですね。

 建物は鉄道の線路をまたいで、前と後ろに大きく分かれています。それぞれの建物が左右にWINGを持っている・・・そうですね・・・二つの建物を中央の通路で結んだ「H型」の建物と言えばいいのかな、そんな感じです。

 内部の造りはかなり複雑怪奇、予習無しの私にはなかなか全貌が理解できず・・・タダでさえ見学に時間がかかるのに、余計に無駄な時間を費やすことに・・・。できれば、事前にシカゴ美術館のウェブサイトで予習し、お目当てのブツを見逃さないように、出来るだけ多くを効率よく見て回れるようなプランを練っておくことをお薦めします。レストランもあるので、一日費やす覚悟をしてくのがBestだと思います。
 
 展示レイアウトはときどき変わるのでしょうが、現時点での展示の概要をざっとご紹介します。
 
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 入り口を入ってホールを抜けると仏像がお出迎え。この右側に日本中国韓国のアートの展示ゾーンがあります。そこだけだって真面目に見たら数時間くらいかかりそうなボリュームです。

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日本美術の展示室・・
この美術館の中でも随一のアーティスティックな造りなんですが、
それが災いして子供達の格好の遊び場に(爆)


 2月には、この奥にインドアフリカのアートが展示されるゾーンが増えるようです。いま線路をまたぐ通路に相当する部分に展示されているインドの仏像などはそちらに移されるのでしょう。

 それにしてもインド、チベット方面にはかなり豊満な神様、仏様が多いです。
 

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左手とれちゃってるので分かりませんが、自分で乳揉んでるような・・・
顔もなんだか気持ちよさげ・・・
 

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馬頭神ですが・・・巨乳です。


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ガネーシャ・・・こいつは男・・でもデブ。
 

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 入り口側の建物の2階そして前後の建物の渡り廊下部分にヨーロッパアートが展示されています。

 寄贈者の遺言により、シカゴ美術館門外不出となっている、スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」はここに展示されています。日本でも頻繁にカレンダーやらポスターに登場するのでお馴染みですよね。

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でも・・・実物・・・こんなにデカイ絵なんだ・・・と、ちょっとびっくりしました。カレンダーサイズを見慣れすぎてた(^^;

いやぁ・・・素晴らしいですわ。写真ヤにとっては、点描というところがなんとも心惹かれるんですよね。あたくし自身、粒状フェチみたいなところが無いわけではないので(爆)。そんなわけで、クローズアップを一枚。

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ああ・・点描・・・粒状・・・あああっ(変態)

 あとゴッホモネ・・・など、堪能できます。

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モネの作品はアメリカでも人気のようです。

 モネの作品は、同じ構図で光線状態が異なるものを並べるなど、展示にも工夫がされていました。形ではなく光を描くことを始めた画家として、モネは写真ヤにもちょっと気になる存在ではあります。ロンドンの霧の絵など、よくぞこんなものを絵に書こうとしなぁ・・・と思います。今じゃぁ普通でしょうが。

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構えは一流!!
原則として作品の撮影は自由になってます。

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彼女たちはカミーユ・ピサロの優しい描写に惹かれた様子でずっと見入ってました。

 絵画だけでなく、装飾品、家具などの展示もあります。中世の鎧、武具のコーナーもありました。ただし、1900年以降のヨーロピアンアートの展示・・・ピカソとかマティスとかですね・・・は、奥の建物の3階にありました。

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日本の鎧のほうが芸術品としては上かも。

 さて奥の建物です。右ウイングにアメリカンアートが集結。一階が1900年以前で、2階がそれ以降。目玉作品のひとつであるグラント・ウッドの「アメリカン ゴシック」は2階に展示されています。
 

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彫刻作品


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家具も・・・



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これ(正面)もアメリカでは有名な作品らしいです。
エドワード・ホッパー「ナイトホークス」

 
 左ウイングの1階には写真関係の展示室・・・つまんなかった。

 2階が現代アート。展示スペースが広く、作品数も多くて、かなり楽しめました。Photo系の作品もCarrie mae Weems氏の作品など若干。

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展示にはかなり広いスペースが使われています。


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Carrie mae Weemsの「The Kitchen Table Series, 1990」


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右のアジア系男性・・微動だにせず ずーーと作品を見つめていました



 あと左ウイングのArchitecture and Design展示室では「Hyperlinks: Architecture and Design」っていう展示をやってました。テーマが良くわからなかったのですが(^^; マルチメディア系の現代アートってことで(^^;

 日本人の作家も2人ばかりいたかな。突然日本語の音声が流れてきてびっくりしました。

 この「Architecture and Design展示室」には「黒川紀章建築ギャラリー」という名前がついているらしいです。彼が設計したわけではないんですが、なんでも「世界的に著名な建築家として業績を認め、その名前を永久に残すという主旨にもとづいて決定された」とのこと。へぇ〜


 とにかく広いので、くたびれます。くたびれて腰掛けて固まっちゃったヒトもいました。

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