フォレスト・ガンプ [映画の話]
父親たちの星条旗 [映画の話]
「真夜中のサバナ」からのクリント・イーストウッド監督繋がりというわけではありませんが、iTunes Storeでレンタルした「父親たちの星条旗」を見ました。日本からの視点で描かれた『硫黄島からの手紙』は珍しく映画館で見たんですが、こちらはまだ見ていなかったので。
硫黄島からの手紙が、戦場での人間模様を描いた作品なのに対して、こちらは、1枚の写真によって翻弄された3人の兵士の数奇な運命を主に描いています。なかなかクールな戦争映画でした。
ところでその一枚の写真・・・擂鉢山の山頂に星条旗を立てているシーンの写真の撮影はローゼンタールという従軍カメラマン。この写真で1945年度のピューリッツア賞を受賞します。「ピューリッツア賞」なんて聞くと、なんとなく「反戦」のイメージを持っちゃいますけど、当時はこういうバリバリの戦意高揚、資金調達のプロバガンダ写真に賞を出していたんですね。
映画の中では、「あの日撮られたたった1枚の写真が歴史を変えた」と語られています。「劇的な一枚は戦争の勝敗すら決める」と。それほどアメリカにとってはもの凄い影響力を持った写真だったのでしょう。
逆にベトナムでは、「捕虜をサイゴンの警察庁長官(当時)が撃ち殺す写真で、アメリカは負けた」と語らせています。その写真もまたピューリッツァ賞(1969年)。
使われたカメラはスピグラ。これは映画でもしっかり登場します。1944年にD-Dayを撮ったロバート・キャパが使ったカメラは、コンタックス||だったので(ニコンSも併用)、あれ? たいそうなカメラ使ってるんだなと、ちょっと意外な感じはしましたが。1940年台というのはスピグラ全盛期なんですよね。もっともコンタックスもニコンも、もちろんライカも敵国製のカメラなんで、そんなもん使えるかってこともあるかもしれません。でも、スピグラじゃぁ記念写真は撮れても、戦闘の写真は厳しかったでしょう。
ローゼンタール氏は長生きされて「父親達の星条旗」が公開された年、2006年の8月20日に94歳で亡くなっています。
話変わって、今の日本
今年は、報道カメラマン、紛争ジャーナリストが話題になった年でしたね。
なぜかお笑い系?でブレイクした渡部陽一。
ちょっとびっくりしまたねぇ・・・まだ人気は続いているのでしょうか(笑)
そして年も押し迫って話題の人になったのが
山路
「不肖」のキャッチフレーズで活躍している報道カメラマンといえば宮嶋茂樹氏ですが、それがすっかり霞んでしまう不肖ぶりです。この方、11月にはミャンマーで拘束されたんですよね。もう20年近く前の話ですが、NEWS23の旧ユーゴスラビアの内戦の報道では、彼のビデオ・カメラによる潜入ルポがよく紹介されていたようで、当時の暴露話が出たりしております。
いやぁ〜なんでしょう・・・日本も平和でいいですよね。
それにしてもツイッターは楽しそうです。
これからはやっぱりツイッターですな。
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.
BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記