SSブログ

サンタフェへの旅10ーアルバカーキで江戸時代の絵文字を見る [アメリカ観光]

 アルバカーキの町の近くにペトログリフ・ナショナル・モニュメント(Petroglyph National Monument)があります。ペトログリフというのは岩石や洞窟内部の壁面に意匠、文字が刻まれた彫刻のこと。ナシュナル・モニュメントとして保護されている区域には、火山岩に刻まれたペトログリフ(絵文字)がなんと1万7千も残っているらしいです。

 これらのペトログリフが刻まれたのは400から700年前だそうです・・って、たいして古くねぇじゃねぇかよ(爆)。ペトログリフと聞くと古代をイメージしてしまうのですが、新しいものは江戸時代のものですよって言われちゃうと、アリガタミが無いというか、拍子抜けしちゃいます。700年前だって日本は室町時代くらい、イタリアではルネサンス時代の初期です。それだけ当時、世界の中で文化の差があったってことなのでしょう。 絵を刻んだのはネイティブアメリカンと初期のスペイン人入植者おいおいスペイン人、お前らも一緒になってこんな絵を書いていたのかよ!! と驚きますが、スペイン人にとっては、これらの絵文字が前衛芸術にみえたのかもしれず、ひょっとすると、当時は「ゆるきゃら」がブームだった可能性もありそうです・・ほんとか。

20121124-DSC06986.jpg

 公園のほぼ中心にビジターセンターが設けられています。しかしその周辺にはペトログリフはありません。ビジターセンターの近くにはトレイルが設定されているんですが、そこにはペトログリフは無いのです。

20121124-DSC06919.jpg

 実は、ビジターセンターから少し離れたいくつかの渓谷にペトログリフ群があるのです。4箇所の渓谷にトレイルが設定されており、まず訪問者はこのビジターセンターに立ち寄り、レンジャーの説明を聞いて、地図を貰い、好みのトレイルを選んで訪れるという仕組みになっています。もちろん場所を知っていればイキナリ渓谷に向かってもOk。

 もう日没までさほど余裕がありません、なのでビジターセンターから最も近く、トレイルも短そうな「Boca Negra Canyon」に行ってみることにしました。標識も出ており、とくに迷うこともなく現地に到着。ゲートがあって、閉園時間になると閉められてしまうようです。今の次期、閉園は5時。あと1時間もありません、急がなければ!!

20121124-DSC06955.jpg

 残照に映えるペトログリフ。江戸時代のですが(笑)・・・絵にはなります。

 それにしても・・・ペトログリフ・・・ありすぎだろ、という感じは否めません。あっちこっちに書きまくりです。ポツ、ポツと点在するというより、あるところにはかたまってある、という印象です。なんだったんでしょうかね、ここ。屋外落書き場?

 「あと、10ミナッ〜ツ」とレンジャーの声が響きます。切り上げます。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

サンタフェへの旅9ーさらばサンタフェ [アメリカ観光]

 土曜日のプラザ周辺は観光客でとても賑やかでした

20121124-DSCF5327.jpg
プラザ

 工芸品や、ジュエリー、アート作品を売る露天商がたくさん出ています。自分、もしくは家族、一族の誰かが作ったものを、ここで売っているというケースが多いようです。結構な人だかりでした。

20121124-DSC06792.jpg

 最近は凄いですよね。床に布切れを敷いて品物並べているだけの商いでもVISAのマークが表示されてますからね。カード情報、決済情報を端末から無線で飛ばすんでしょう。見かけは旧態依然としてますけれど、きちんとハイテクは導入されています。

20121124-DSCF5292.jpg

 もちろん、カード決済できないお店もありますので、この手のところで買い物をしようと思うなら現金を用意しておいたほうがいいと思います。私、財布にほとんど現金がなくなってたので、ATMで$200ほど引き出しました。たいていATMって$20札しか出てこない・・・そう思い込んでいたんですが、なんと・・・50ドル札が出てきたんです。実はあたくし50ドル札見たのは初めてです。

 実際、最初は$50札が含まれているなんて思わなかったんですよ。全部20ドル札だと思ってて、露店で買い物して引き出したばかりのお札の中から一枚渡したんです・・・「こんなに貰っていいの?」と言われて初めて気がついた(^^;  それが50ドル札だったってわけです。いやはやATMから50ドル札が出てくるなんて驚きです。思い込みはよくありません。油断できないサンタ・フェです。

20121124-DSC06823.jpg

 ニューメキシコ美術館New Mexico Museum of Art を1時間ほど見学してから、アルバカーキに向けて出発。往路はインターステイトを利用しましたが、帰りはターコイス街道を利用しました。「ターコイズ」というのはトルコ石のことで、この付近では古くからよく産出され、いまでもお土産にはこの石を用いた装飾品が多いです。この道は、国の「歴史シーニック街道」にも指定されています。

20121124-DSC06875.jpg
セリオス

 セリオス村(Cerrillos)というのがこの街道の途中にあります。鉱山が栄えたときには賑わったらしいですが、今は閑散。未舗装路と残された古い建物の様子は、一見廃墟、あるいは西部劇のセットのようにも見えました。実際に映画のロケに使われたこともあったようです。しかし比較的新しげな建物を観察すると、村の雰囲気を壊さないようにされてはいるものの、そこそこ立派なものであることも分かります。わざとこの雰囲気を作ってる・・・ようにも見えました。ショップやミュージアムもあるのですが、外見を見ただけで寄ってはきませんでした。

20121124-DSC06889.jpg
セリオス

 さらにアルバカーキ側に少し走るとマドリッド(Madrid)という町があります。かつて炭鉱で賑わった町なのだそうで、炭鉱の見学もできるらしいです。道の両側には食べ物屋や土産物屋、ギャラリーなどがずらりと並び、ちょうとお昼時だったこともあって大賑わい。食事をしようかな・・・とも思ったんですが、結局車を止めることなくスルーしちゃいました。

 マドリッドを過ぎると、アルバカーキに近づくまで、延々と、街もなく、ガソリンスタンドも無く、丘陵地をアップダウンする道が続きます・・・・

20121124-DSC06895.jpg

 ガソリンがちょっと心配に・・・(^^;  ガソリン代前払いでレンタカーを借りているので、出来るだけ空っぽにして返したいから、ちょっとしか入れてないんです・・・そろそろと思ったときにスタンドが無いと超困る(爆)


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
Greetings everyone. specially American people
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。