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グレート・スモーキー・マウンテン鉄道 [アメリカ観光]

 先週土曜日、グレート・スモーキー山脈の南麓で運営されている観光鉄道グレート・スモーキー・マウンテン鉄道(Great Smoky Mountain Railway)」に乗ってきました。

 鉄道全盛時代は、ここも貨物や旅客を運ぶ路線だったのですが、モータリゼーションの波を受け1948年に旅客輸送、その後貨物輸送も廃止されました。そのかつての線路の一部を使い、古い車両を集め、観光列車として走らせているというわけです。観光列車が走り始めたのは1988年。かつては地元の企業が運営していたようなのですが、今はコロラドのドランゴで蒸気機関車による観光鉄道列車を走らせている「アメリカンヘリテージ鉄道」という会社が運営しています。蒸気機関車とディーゼル機関車が並んで描かれているマークから想像できるように、数年前までは蒸気機関車も走らせていたらしいですが、今はディーゼル機関車だけです。おそら整備、修繕する資金が無いのでしょう。

 観光鉄道の基地となっているのは、チェロキーの西にあるブライソン・シティー(Bryson City )という古風な町。町自体がこの鉄道アトラクションの一部になっている感じさえします。駐車場・・・$5。あら・・鉄道利用者からも取るのね(^^;

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ブライソン・シティに停車中の列車

「紅葉の秋」がベストシーズンなので、本当はその頃か、もしくは新緑の季節に乗りたっかたのですけれど、いろいろあって乗りそびれ、晩秋というか、初冬というか・・・中途半端な今の季節に乗車することになってしまいました。幾つかのバリエーションがあるようなのですが、私が乗ったのはTuckasegee川沿いにディルスボロ(Dillsboro)まで往復する32マイルの旅。 折り返し点のディルスボロでは1時間とちょっと停車します。

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チケット売り場

 予約表のプリントをチケット売り場で見せると、乗車チケットと飲み物用のタンブラーがもらえます。これにコーラやコーヒーなどをセルフで入れるシステム。汲みにいったらコーヒーは空でしたけど。

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クラウンクラスの車両

 発車30分前に乗車開始。私はちょっと座席の良いクラウンクラスを選択。この他に、食事が出来るテーブルがついたファーストクラスと、安いコーチクラスがあります。

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ファーストクラスの車両

 季節によっては、オープンエアーの車両が選べるのですが、今の時期はオープンエアーの座席は選択できないようでした(たぶん寒いから)。しかし実際にはオープンエアーの車両が一両連結されていて、どこのクラスの人もそこに立ち入ることが出来るようになっていました。コーチクラスのチケットにしておいて、実際はオープンエアーの車両にずっといるというのが、アタシのような人にはどうやらベストの選択だったようです。

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オープン・エアーの車両

観光ポイントでは車内放送があります。
「このへんがチェロキーのマザータウンだったところです・・・云々」ってのと、
「ここが、映画「逃亡者」のロケがあったところ。ハリソンフォードと、トミー・リー・ジョーンズがどうのこうの・・・」ってのしか覚えてません・・・っつうか、分からなかった(爆)

 土産物や、ハンバーガーやホットドッグなどを売っている車両もあって、どのクラスの乗客でも利用できます。そこに行かなくても、ガイドブックやDVDの押し売りがやってきます。意外と買う人が多くて驚きます。

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お約束の写真撮影ももちろんあって、それぞれの座席にカメラマンがやってきます。アタシは買う気がないのでソッポ向いていたらスルーされました。実は切符の鋏み入れの車掌にもスルーされました(爆)。俺は透明人間かい!! 撮影後カメラマンは車内でしこしこプリント仕上げ。下車前に渡さなきゃいけないからね。

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 ブライソン・シティーを11時に出発した列車は、ディルスボロに12時半頃に到着します。そこは、かつて使われていたらしい売店などが閉鎖されていたりしてやや寂れ感が漂っていました。ディルスボロはhas more than 50shops, restaurants and more to enjoy.と書いてあったのですけれど、土産物屋はあるものの、食事に入りたくなるようなところがなかったので・・・(一応レストランはある)、往路の車内で昼飯を済ますというのが正解だと思います。

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ディルスボロ

 ノスタルジーに依存する観光は、時の流れによる客の減少は避けられません。その中で、鉄道という巨大な施設を維持していくのは大変なことだと思われますが、ただのアトラクションとしてだけでなく、歴史遺産の保存という側面もあるので、長く運営が続いて欲しいものだと思います。

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体を乗り出すと危険です

とはいえ「グレート・スモーキー・マウンテン鉄道はお勧めのアトラクションですか?」と聞かれたら、ちょっと返答に困ってしまうアタクシではあります。

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鉄道ミュージアム

 ブライソンシティーには鉄道ミュージアムがあります。鉄道模型の博物館。何ゲージっていうんだろう、ずいぶん大きなサイズの模型がずらり。もちろんジオラマの中をブンブン走ってます。ここはお勧めです(爆)

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入場料金は鉄道乗車料金に含まれています。ミュージアム単独での入場にはいくらかの入場料が要るはずです。誰もチケットのチェックをしてませんでしたけどね・・(^^;

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流してみました・・
 

映画・逃亡者


タグ:映画 鉄道
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Greetings everyone. specially American people
I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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