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写真の神様に感謝をこめて [カメラ&写真]

決定的瞬間」というのはフランスの写真家、アンリ・カルツェ・ブレッソンの写真集につけられたタイトルでした。これはアメリカで発売されたときにつけられたタイトルで、フランスでのもともとのタイトルは「逃げ去り行くイメージ」だったそうです。去り行く時間は瞬間の連続、それを写し止めようとする行為がそのものが写真を撮るということだともいえるでしょう。

モニュメント・バレーガイドツアーの受付小屋の様子を記録しようと思ってコンデジで写真を撮りました。「こんな感じです」ということを伝えるための「状況説明写真であるにしても、撮影の瞬間、「絵」として成立させるためにそれなりに気を使いますこの写真の場合でいうと、人の位置、姿、全体のバランス・・・そして受付小屋の写真として重要な、小屋の人の顔が見えているかどうかとか・・です。とはいえ一瞬の判断ですから、バラバラに動いている多くの人物が画面の中にいる場合、一人ひとりの様子など把握できるはずもありません。だから、実際のところはテキトーです。撮影後、モニターで写っているなということを確認することはありますが、細かいところは見ません。詳細を確認するのは実際に写真を使うために、その画像をPC上で広げたときです。

001.jpg

あれっ、意外と良く写っているじゃないか
と思うことがときどきあります。

この写真で言えば、受付する人の顔もちゃんとわかる手前にいる人もいろいろな動作をしていておもしろい左のおじさんのザックの口が開いているのもいい味出してるし、向こうに見える小屋に寄りかかっているおっさんも画面のバランスを取るのに一役買っているし、奥行き感も生み出している

自分ではそんな細かいところにまで気を使ってない・・でも、写ってる
変な格好している右端のおばさんが切れちゃってるのが良くないけど。

こういうとき「写真の神様が降りてきたかな?」と思うようにしています。
まぁひとつの「小さな幸せ」というやつですかね ・・・小さっ(爆)

この写真はこのまま説明写真としてブログに使いました


それで当初の目的は達成


でも、これは状況説明写真に過ぎず、それ以上の何ものでもありません。
結構良い感じに写ってる」ってことが誰にも気づかれないのです。

この「絵」のおもしろさをもっと増幅できないかな・・・。

そこでこんなふうに加工してみました。

002.jpg

これはFlickerのほうにアップしました。
素材の良さを活かせたでしょうか・・・

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画像仕上げの方法 [カメラ&写真]

珍しく精力的にFlickerへの写真のアップを続けております。とにかく先々月、グランドサークルで沢山撮ってきたんで、沢山アップしているんだけれど、見直してみるとモチーフは違えど、基本的には同じ写真ばっかし・・・な、印象

こりゃ、見るほうは退屈だわな・・・(^^; と反省はしてみますが、どうなるものでもなく、相変わらずまた似たような写真をアップし続けております。処理を変えたり、モノクロにしたり、またそれをセピア調色してみたり・・・と、多少目先を変える小細工はしてますけど。

私の基本作業は、
 AdobeのLightroomセレクトしてRaw現像
 ラフな色調・コントラスト調整
 トリミングシャープネス調整などの一次加工
 それをPhotoshopで開いて二次加工、最終調整。
 無断使用禁止の為の(笑)ロゴを入れてJpeg変換してセーブ
 でもって、それをアップロード・・・です。

処理に凝るやつは、
 たとえば露出違いの3枚の写真を「PhotomatixHDR合成
 でもってそれを「Photoshop」で調整
 さらにphotoshopuのフィルターや、
 プラグイン「Topaz Adjust」などを使って処理。
 さらに「Photoshop」の通常機能で調整して
 無断使用禁止の為の(笑)ロゴを入れてJpeg変換してセーブ
                  ・・・みたいな感じです。

これ意外と時間かかるんですよ。平均して1枚十分以上はかかってるみたいで10枚で2時間コース

複雑な処理の代表選手がこれ。ホースシュー・ベントの写真です。
東向きだからと思って、午前中に撮りにでかけたのはいいのですが、まだ渓谷の手前には陽が当たっていない状況。この明暗差、ちょっと厳しい・・・・。部分を切り取って写真にすることはできるのですが、「ホースシュー・ベントである」ということをわかってもらうためには全体を撮らねばなりません。そんなときにはとりあえずHDR露出を変えた3枚の画像を撮影しておきます

HDR.jpg

合成したのが上の4つの画像の右下。他の3つの写真は露出違いの写真ですが、とても見られたモノではございません。

合成のしかたにもいろいろありますが、単純に被写体の明暗差をモニタで再現可能な明暗差に押し込めると、やたらなに軟調な画像になってしまいます。そこで、ディテールの強調や、昔の暗室テクニックでいうところの覆い焼きみたいな処理を行ってメリハリのある絵に仕上げるのです。世の中便利になりまして、このような処理は、選択&パラメーターの調整くらいで、あとは全て自動で出来てしまうのでございます。さらに最近はもっと便利になりまして撮影時にこのような処理が出来てしまうカメラもあります。

IMG_8167_8_9_1.jpg

さらに「Topaz Adjust」で軽く処理して調整したのが上の画像です。そこそこの絵には仕上がったものの不満がひとつ。この画像、蛇行している川の中心に岩がせり出してそそり立っているのですが、完全に背景の岩と一体化してしまっていて、立体感が伝わらないのです。そこで、手前の岩を背景から浮き立たせる効果を狙って処理をします。手前の岩をマスク。そしてその周囲の背景の明るさを少し増す。これで完成です。

IMG_8167_8_9_2.jpg

モニュメント・バレーの画像アップがほぼ終わったので、アンテローブ・キャニオンに手をつけ始めました。

これがまたブレブレの写真ばかりで出来が悪い!!(爆)

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I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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