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初めての大リーグ観戦@アトランタ [アメリカ観光]

突然思い立って、アトランタのターナー・フィールド(Turner Field)に、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)vsニューヨーク・メッツ(New York Mets)を見に行ってきました。

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ターナーフィールド

 突然とは言っても、折角アメリカにいるのだから、NFL(アメリカンフットボール)・MLB(野球)・NBA(バスケットボール)・NHL(アイスホッケー)は一度でいいから見に行きたいなぁと思ってはいたので、その一貫と言えば一貫です。

 ただアタクシ、特にスポーツ好きでもなんでもなくメジャーリーグにもほぼ興味は無いので(笑)、きっかけを掴みそこねていたというわけです。日本にいたときだって、プロスポーツをライブで見たのは、野球と相撲くらい。何れも40年近く前の話です。なかなかその気にならないというのも無理からぬところなのです。

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センターより内野席側を眺める

 さて当地から地域的に一番近いチームがジョージア州アトランタのアトランタ・ブレーブスです。今の成績を調べてみるとナ・リーグ東地区の2位。まずまずじゃないですか。というか、これが例年通りの状況みたいです。で、週末は同リーグ3位のメッツとの3連戦が、ホーム、アトランタ・ターナー・フィールドで組まれていることが分かりました。しかも土曜日は試合開始が午後4時5分と早く宿泊の必要もなさそうです。両チームともに現在日本人選手を擁しないところがちょっと寂しいところではありますが、特に他の予定も無いし、ちょうどアトランタに買い出しにも行きたかったとことだしと観戦決定。

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 チケットはブレーブスのホームページで入手しました。「チケット購入」をクリックすると座席表が出てきます。空いている座席が示されるので、適当な場所を選択して購入するという仕組みです。$35の外野席から、$100以上のバックネット裏まで料金はさまざま。最初は安い外野席にするつもりでいたのですが、なんとなく欲が出てきて内野席を物色、出来るだけ前列で通路側・・・・空いている席をクリック。購入したのは3塁側、メッツのダッグアウトのすぐ後ろあたりの席です。駐車場も同じサイトで予約できました。チケットは自分で印刷して持参。

 午前中に車のオイル交換などしていたので、出発が遅く、球場近くに到達したのが試合開始30分くらい前。ただ、そこから駐車場までが予想を超える大渋滞。予約した駐車場になかなかたどり着かないのです。その前にいくつも駐車場はあって客引きなどしているのに・・・・予約したほうが$5ほどは安く済むのですが、予約しほうがいいのか悪いのかは状況次第ですね。

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 簡単なセキュリティーチェックを受けて入場。席についたときには2回表が終わり既にメッツが一点先行していました。席について周りを見回すと、コンパクトカメラで写真撮っている人はいても、長玉付けて一眼レフを振り回しているような人はいません。しかし折角なので振り回します。ちょっと邪魔?

 3塁側ダックアウト裏っていうのは、結果として撮影には良い席でした。ピッチャーはほとんど右投げだったので、顔がこちらに向いてくれます。で、バッターは左打ちが多いので、これもまた顔がこちらに向いてくれるんです。しかもターナー・フィールドは、午後は3塁側から陽が陰るので、これもまたGood。

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 それにしても凄い試合でした。あまりに凄かったんで内容を書きます。ここを読んでる皆様にはどうでもいいことですが、私が忘れちゃうんでその記憶の助けのためです。
 
 
先発投手はブレーブスがハンソン、メッツがディッキー

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ブレーブス先発 ハンソン

2回表 2塁打で出塁した4番デービスを7番トーリが2塁打で返してメッツ1点先取

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2塁打を放つメッツ トーリ

2回裏 5番フリーマン、6番マキャンが連続安打、7番アグラが四球を選んでブレーブスに満塁のチャンス。そこで8番ヒンスキーが二塁打を放ち2点、さらに1番ボーンの安打で1点。この回、一挙3得点でブレーブスが逆転

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メッツ先発 ディッキー
ちょっとバックネット裏まで散歩
自分の席でないところであまり撮ってると注意される(^^;

4回表 メッツ先頭打者4番デービスが本塁打で1点を返すと、続く5番マーフィーも安打。そして6番ニーウェンハイスが四球を選んで1,2塁。7番トーリのセンターフライでマーフィーは3塁へ進塁。それをトーリスの安打でホームに帰し、この回2点目。メッツは同点に追いつき試合は振り出しに戻ります。このあとディッキーの犠打で走者は2、3塁とチャンスが続きましたが、1番テハダがセンターライナーに倒れ、ここまで。

5回裏、ブレーブスは1番からの攻撃。1番ボーンが左邪飛で倒れたあと、2番ブラードがセンター前に安打。続く3番ヘイワードの当たりはレフト前にフラフラと上がり、それを Jordany Valdespinがスライディングキャッチ。球はすぐさま内野に返り、一塁へ送球されダブルプレー、3アウトチェンジ。メッツの選手たちはダックアウトに引き上げか・・・あれあれあれ?? 審判がフィールド内で協議を始めました。判定が直ぐに訂正され、「今のは安打」に。ここで飛び出したのがメッツ監督のテリー·コリンズ。審判に執拗に抗議して、何を言ったのかは知らないが「退場!!」。コリンズ監督は日本のオリックスでも監督経験があり、監督就任から初退場までの日本プロ野球最速記録を持っているそうです。

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メッツ テリー·コリンズ監督、退場

 1,2塁となった走者は3番ジョーンズの二塁ゴロの間にそれぞれ進塁して2,3塁。それを5番フリーマンが帰して2点。再びブレーブスが2点リードします。ブレーブス・ファンはヤンヤの喝采。隣のメッツおじさんは、かなり不機嫌、かなり荒れ気味。

 これで流れは決まったな・・・と思ったのですが、6回表にメッツが反撃。これがまた凄かった。なんと、7番トーリーから2番バルデスビンまで5連続安打で3点奪取し逆転。ブレーブスのピッチャーはハンソンからダービン、さらにアビランへと交代。

隣のメッツおじさん、先ほどとはうって変わってご機嫌。右前方のメッツファン若者数名も、大声で叫びながら盛り上がります。

6回裏、メッツのピッチャーはJ Edgin。ダイアズには四球を与えたもののあとの3人は三振。

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メッツ2番手 J Edgin

7回表、ブレーブスのピッチャーはマルティネスに交代。メッツは打者3人で攻撃終了。

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 7回にはブレーブスの応援タイム。オネェサン?が前に出てきてパーフォーマンスをします。ブレーブスの応援は、場内に流れる曲に乗って空手チョップのように腕を振るポーズ(トマホーク・チョップと言うそうです)を、繰り返すというものです。アイテムは赤い斧(トマホーク)で、場内の掲示板に斧のマークが出たらこの応援をするのです。もちろん数少ないメッツ・ファンはブーイングで反撃します。

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メッツおじさん、ブーイングで孤軍奮闘

7回裏、メッツのピッチャーはラウチに交代。大応援の甲斐なくブレーブスは打者3人で攻撃終了。

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マウンドが影に入ってきたので、意識的にハイキーで撮ってみました
7回裏登板の メッツ ラウチ

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今度はスポットライト気味になったので、
その自然のライティングを生かして撮ってみました。
8回表登板のブレーブス バルバロ

8回表、メッツの攻撃。トリースに2塁打のあと、ピッチャーはマルティネスからバルバロに交代。しかしテハダに適時打を許し、トーリスがホームに帰って1点追加。メッツが2点差にリードを広げます。

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テハダのヒットで2塁からホームを目指すトーリス

8回裏、ブレーブスの攻撃は残り2回。しかし2点差となっても観客のブレーブスへの応援は変わりません。6番マキャンがこの回から登板したバーダックから四球を選んで出塁。ピッチャーがベアトに交代するも、7番アグラがヒット。同点のランナー出塁に場内の応援は一段とヒートアップします。

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メッツ ピッチャー交代

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同点のランナーを1塁に背負いながら投げるメッツ パーネル投手

しかし代打として送り込まれたバストルニッキーは三振。メッツのピッチャーがパーネルに交代。代打Jフランシスコも三振。代打攻勢が外れ、走者1,2塁のまま2アウト。ブレーブスの反撃もここまでか・・・と思っていたところ、ここからブレーブス3連続安打で3点奪取アンビリーバボー!! 再再逆転!! 場内大歓声。隣のメッツおじさんは、まさかの放心状態

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ボーンのヒットで1点を返す

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同点のランナー アグラ

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放心状態(目がうつろです)

さて9回表、メッツ最後の攻撃。ブレーブスは勝利の方程式通り、クローザーのキンブレルが登場。球場の大モニターには炎に包まれたキンブレルの映像が流れ、ファイヤーマン登場を盛り上げます。

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燃えすぎ・・・

 電光掲示板には赤い斧が表示され「オー、オッオー、オー、オッオ」と応援はもう絶好調。

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場内総立ち

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踊りまくる

 キンブレルは昨年からクローザーに定着、ブレーブスの投手最速で通算100奪三振を記録、昨シーズンは46セーブを挙げてメジャーの年間新人最多セーブを記録しナ・リーグの最多セーブに輝くとともに新人王も受賞したという、ブレーブスにとっての絶対的ストッパーです。

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ブレーブスの若き守護神 クレイブ・キンブレル

期待通り、キンブレルは4番からの攻撃を3者連続空振り三振に切って捨て(カッコイイ)ゲームセット。

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宴の後?


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I'm sory. this site is only Japanese.The written Japanese in this blog is complicated and have not been organized. So the automatic translation may be difficult . English is used on my flickr page which has a lot of bigger pictures with high quality. Please see my flickr page. Thanks.

BlueRidgeWalker またの名を「富嶽仙人」のアメリカ南部生活記

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