カントリー・ミュージックの殿堂博物館

　テネシー州の州都、ナッシュビル。中心街にいくつかビルが立ち並び、その周辺にそこそこの住宅地が広がります。この規模の街としてはたぶん典型的な感じで、特に興奮する要素は見当たりませんでした。車をどこに止めよぉ～と、クルクル回って、結局ビジターセンター近くの公共駐車場に。＄10だったかな。ちょっと離れたところだと$8。

 

　ビジターセンターはブリヂストン・アリーナの横。ブリヂストン・アリーナはナッシュビル・プレデターズ（NHL・・・アイスホッケーね）の本拠地。ここが「ブリヂストン」という名前になったのは昨年のことらしいです。

 

ブリジストン・アリーナとビジター・センター（右）

 

　近くの「ブロードウェイ」という名の通りには、ライブハウスが軒を連ねています。道幅が広いのでニューオリンズのように音に包まれてしまうような感じはしないものの、昼間からライブ演奏の音が外まで流れてきて、ミュージック・シティーの面目躍如というところです。

 

ブロードウェイ

 

　夜討ち朝駆けをせず、普通に朝、家を出発したので、到着したのがちょうど１２時（時差1時間分は得をしています）。本来ならライブハウスで音楽を楽しみたいところですが、博物館などの施設は５時までなので残念ながら時間がありません。後ろ髪を引かれつつ・・・博物館巡り開始。カントリー・ミュージックの殿堂博物館（Country Music Hall of Fame）は外せないスポットということで、まず最初はそこに。やはりここは主要スポットということで、結構観光客が入っていました。

 

カントリー・ミュージックの殿堂博物館　左がチケットを求める人の列

 

　ところでさ・・・カントリー・ミュージックって何？？（爆）

 

　カーボーイハットかぶってブーツなんか履いちゃって、アコースティックギター抱えて歌ってるコテコテのカントリー・シンガーが、イベント会場なんかで歌っているのを良く見ます。それなら「これ、カントリー・ミュージックだよね」ってわかるんだけど、今「カントリー・ミュージック」に分類されている音楽って、そういうのじゃないですよね(^^;　　一体どういう音楽をカントリーっていうのか・・・おら、わがんねぇ。

 

 

　博物館ではカントリーミュージックの歴史に触れる事ができます。カントリーもアメリカ南部発祥の音楽のひとつ。カウボーイのイメージがあるのは、カウボーイファッションがアウトドア・ライフ、田舎暮らしのイメージとして定着して、カントリーミュージシャンが好んでそのようなファッションや演出を取りいれたことによるらしい・・・です。

 

 

　ずーっと歴史の流れを見て行くと・・・どーんとエルビス登場。カントリーから分岐するような形でロックンロールというカテゴリーが誕生したということなのでしょう。

 

エルビスのキャデラック

 

展示室で流れている映像をみるとエルビス以前にも、生ギター抱えて、思いっきりシャウトしながら歌っているシンガーも存在していて、なるほどカントリーはロックの源流だと頷けます。そしてロカビリーも様々な他の音楽要素を取りいれて発展、さらに分岐・・・と、そういうことなのかな。まぁ別に音楽をあえてジャンルに分類する必要もないのかもしれませんがね。

 

エルビスの黄金のピアノ・・・秀吉か！！

 

　有名なミュージシャンのギターとか衣装とか、たくさん展示がありました。ただ、あたしにとっては、馬の耳に念仏・・・猫に小判(^^;

 

 

　ハンク・ウィリアムス・ジュニア.（Hank Williams, Jr）というミュージシャンにスペースが多く割かれていました。ハンク・ウィリアムスは初期の有名なカントリー・ミュージシャンですが、Jrに関してはあまり日本語の資料が少なくてよくわかんない。解説には、たくさんレコード売れたみたいなことが書いてあったような・・・。

 

ハンク・ウィリアムス・ジュニアが仕留めたクマ・・・って、なんじゃそりゃ

 

　1960年代（たぶん）のTV番組が当時のCMも合わせてスクリーンに流されていました。みなさん長時間見てましたねぇ。懐かしいんでしょうねぇ。

 

殿堂入りしたスターのレリーフが飾られているのがここです。

 

　日本にはジャンルに限らず、この手の音楽の博物館って大きなモノはないですよねぇ～たぶん。個人の記念館みたいのはあるんだろうけど。

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