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あした晴れるか(1960年 日活) [映画の話]

ちょっと古い日本映画を見ました。
1960年10月26日公開の「あした晴れるか」です。
主演「石原裕次郎」、ヒロイン役は和製オードリー・ヘップバーンといわれていたらしい、「芦川いづみ」ー藤竜也の奥様でございますな。昔の女優さんもかわいいですよねぇ〜・・・ご存命で、今75歳くらいかな。さらには東野英治郎、西村晁の水戸黄門コンビもご出演。

さて、なんでそんなの見たのかというと・・・主役の裕次郎・・・カメラマンなんです。
まぁ理由はそれだけなんですけど(^^;

heya.jpg

面倒なんでアマゾン.comからあらすじ引用すると

「秋葉原のヤッチャバ(東京青果市場)につとめる三杉耕平(石原裕次郎)は、本職はカメラマンである。その耕平は、ある日、桜フィルムの宣伝部長から“東京探検”というテーマで仕事を依頼される。耕平の面倒をみる担当は、宣伝部員の矢巻みはる(芦川いづみ)。みはるは大変な才女で耕平にとっては大の苦手だった。その上バーの女給セツ子(中原早苗)も耕平を追いかけ廻しているので苦手が二人に増えたわけだ。さて、いよいよ耕平の本格的な仕事が始まった。深川の不動尊、佃島の渡船場、旧赤線地帯、野犬抑留場--みはるは一日中耕平の傍につきながら、彼の無心の仕事振りに惹かれていくのを感じた。ふとしたことから耕平はセツ子の父親と知り合う。彼は今は堅気の生活をしているが昔ヤクザで、六年前に彼が怪我をさせた“人斬り根津”という男に襲われるが、あわやという時に耕平が飛び込んで助ける。--ここ桜フィルムのギャラリーは満員だった。耕平の次々と発表する“東京探検”作品展は大人気を呼んでいた。大当りに気を良くした部長は、この次の企画は“アフリカ探検”だと意気揚々であった。」

です。

いい加減な作りですが(笑)、
      テンポがよく、キレのある映画で楽しかったです。

それに、いづみちゃん(笑)、いきなり「ブレッソンの決定的瞬間」「ユージンスミス」がどうたらこうたら、「ロバートフランク」がどうのこうのなどと連発します。もっとも物語のあらすじとは関係ないんですがね・・・。

さて、裕次郎の使っているカメラ・・・35mm一眼レフと、レンジファインダー機二眼レフが出てきます。メインカメラは35mm一眼レフ。これは小西六写真工業株式会社から、同社初の35mm一眼レフとして、1960年9月に発売されたコニカFSだと思われます。同時に発売された最高級機コニカFは、世界初の2000分の1秒フォーカルプレーンシャッター搭載機であり、世界初のシャッター速度/絞り連動露出計内蔵カメラでした。

クライアントの社名の設定が「桜フィルム」であることでもわかるとおり、小西六写真工業株式会社がこの映画の協賛。コニカFの発売が9月、映画の公開が10月。ある意味、コニカF、FSの宣伝も意識した映画だったのでしょう。いやぁ・・・この話はネットで検索しても全く出てこないんで、結構レアでマニアックなネタです(笑)。需要がないネタかも・・・(^^;

レンジファインダー機は、一眼レフと併用しています。片方に望遠レンズ、もう片方に標準レンズ・・みたいな使い方です。機種はキヤノン6T(1958年9月発売 ボディーのみで52,500円)です。6Tは底部トリガーによる1作動巻き上げ式なので特徴があるんですよ。ボディー底部が分厚いんです。裕次郎が底部トリガーで巻き上げているシーンも一瞬ですが見ることが出来ます。当時はこれが格好良かったのかもしれません。いやぁ・・・マニアック。

canon6T.jpg
キヤノン6T底部トリガーによる巻き上げシーン。

二眼レフはわかりませんでした。小さくしか写っておらず情報量少なすぎです。きっとミノルタオートコードかなにかでしょう。

nigan.jpg


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