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陽はまた昇る(2002年東映) [映画の話]

映画「陽はまた昇る」ってのを見ました。こんな映画あったんですね・・・知らなかった。
ビクターのVHS開発の実話を題材にした映画です。

VTR事業部の事業部長に就任した(させられた)技術畑のサラリーマン。リストラに対抗し、わずか3人の技術者で極秘プロジェクトを開始。夢に賭け、闘い続け、最終的にはビデオテープのデファクトスタンダードとなるVHSの開発・発売(1976年)に成功するまでのストーリーです。プロジェクトXでもやりましたね。まさにその映画版。

まぁ映画ですんで、いろいろ脚色もされ、事実と違う描き方がされている部分も多々あるのだと思います。そもそも西田敏行演じる主役の事業部長「加賀谷」は定年間近という設定ですが、本当のミスターVHS、高野さんは当時40台後半だったようですしね。でも物語としてみればかなり楽しめます。出演は西田敏行の他、ずっとふてくされたような顔をしていながら最後に大活躍する次長役に渡辺謙。加賀谷の奥様役に真野響子。ビクターの武田壮吉社長(実際VHS発売当時の社長は松下から送り込まれた松野幸吉)に夏八木勲、ソニーの寺山彰社長(実際には盛田昭夫さんに相当する役かなぁ)に江守徹。そして松下幸之助(なぜかこの人だけ実名です。別格なんですね)に仲代達矢など。社名は全て実名が使われています。最後は西田敏行の得意技「うるうる」で終わり(爆)


高野鎭雄さん、日本ビクター元副社長
1923年8月18日生まれ、浜松高等工業学校卒 昭和21年、日本光学工業(現ニコン)から日本ビクターに転職。 主に映写機やフィルムカメラの開発と製造販売を担当したのち、VTR事業部の事業部長に就任。「ミスターVHS」「VHSの父」と呼ばれる。1986年に副社長に就任。

「夢中でしたね。夢中ていうのは大変すばらしいことだと思う。それも神様が、私の周りにこんなにもすばらしい人たちをおいてくださったからです。ぜひ皆さんも、何でもいいから夢中になってください。」
高野さんの送別会での言葉だそうです。夢中になれる仕事ってないねぇ・・・自分に対してはともかく、そういう仕事を作ってあげなきゃいけないんだけれども(^^;

20110424-IMG_0776.jpg
New Orleans

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