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Jeep Patriot インプレッション [車の話]

 約3000マイルくらい走りました。「オイルチェンジせよ」なんて表示が出るんですが、まだちょっと走ろうと思います。説明書によると1回目は6000マイルだったかな。1回目ということで多少早めに5000マイル前には換えようとは思っています。

 ぼちぼちとインプレを。

 ちょっといただけない点
 加速、減速時に、ガクッ、ガクッって感じがあるんですよね。CVTの出来の悪さなのか、アクセルの要因なのかわからないですけど、思った以上にガサツな乗り心地。ただまぁ、自分の場合は「こんなもんかな」って思って乗ってしまっています。

 ときどき人の車・・・特に排気量の大きい車に乗ると、Patriotとの静寂性の差(Patriotがウルサイ)に驚いたりすることもありますが、まぁそれも、そんなもんだと思えば気になりません。

 日本のwebサイトでのインプレを見ると、こんなPatriotのこともたいていは好意的にかかれてます。
 「しょうがない・・・Jeepだからね」と、劣ってる部分も特徴と捉えてしまう傾向があるようです。

 たとえば内装。シンプルで安っぽい・・・でも、それがjeep・・・みたいな(笑)。Jeep乗る人はノイズなんか気にしない・・・とかね。ある意味「Jeep」ってブランドは一種独特な趣を持っているんでしょうね。同じクライスラーグループでも、Dodgeじゃそうはならないですから。昔のAppleがそうだったですかね、Macユーザーは「出来の悪ささえも愛してしまう」という性癖があったような気がします。似ているちっゃあ似てるかな。

  逆にアメリカのインプレには酷評が多いようです。その中身は「乗り心地、インテリアが最低」というのがやはり第一です。

「In other respects, the Patriot is a cellar-dweller in this segment. Its engines are noisy and lack punch, its handling is poor and its cabin is awash in cheap materials -- and not very comfortable besides. You can't even haul that much stuff, as the Patriot's 53-cubic-foot maximum cargo capacity is humbled by other compact SUVs.」
エンジンは煩くて、パンチ力不足、ハンドリングはプアーで、キャビンはチープな材料で溢れてる・・・でもって快適じゃねぇ。」なんて日本のインプレじゃ書きませんよね。

逆に「こんなのJeepじゃねぇ」っていう観点での評価。Jeepってのはやはり悪路走行性が一定のレベルに達していないとダメっていう価値観を持っている人は多いんですよね。そのわりには、ディーラーにある在庫のLiberty(日本のCherokee)やCompassが2WDばかりだったりするのがよくわかりませんが(^^;

「It must be said, though, that if you actually did show up on a trail with the Patriot, there'd be quite a bit of snickering from other, "real" Jeep owners. They'll say you should've bought a Jeep Wrangler for the occasion, and we'd concur.」
「本当の」jeepオーナーに笑われちゃうんだって。やっぱりWrangler買ったほうが良いって(笑)

 オフロード走行に関しては、「the Freedom Drive II Off-Road package」というのを勧めてます。これを選択すればそこそこ走ると。標準の4WDシステムは「Freedom Drive I」と呼ばれる前後駆動配分&ロック機構付きのフルタイム4WDですが、「Freedom Drive II」には、ローレンジモードやヒルディセントコントロール機能も搭載されています。日本では販売されていないかな。私のものは標準仕様の「Freedom Drive I」です。そんなバリバリのオフロードなんか走らんからね。

offroad.jpg


  Jeepは、第二次世界大戦中に開発生産された小型四輪駆動車をその起源とするものです。このJeepという名前は、ウィリス・オーバーランド社によって商標登録されます。1953年からは三菱がウィリス社のジープのノックダウン生産を開始、元祖Jeepの仕様を最も色濃く残した車として生産されていました。実は欲しかったんですよね・・・これ。独身時代が長かったら買っていたかもしれません。

 本家Jeepは、その後、製造メーカーの合併や買収などで転々とし、現在、その商標権はクライスラー社が保有。同社のオフロードモデル専門ブランドとして使われています。

 ウィリスジープ直系ともいえる車種が「Wrangler」。時代に合わせワゴンに進化したのが「Cherokee」。さらにラグジュアリーに「Grand Cherokee」へと進化しています。ちなみに今、日本で「Cherokee」という名前で販売されている車種は、USでは「Libaty」といいます。

 全てのJeepは「ルビコントレイル」を走破できなければならないという掟があったそうです。「ルビコントレイル」とは、アメリカの西海岸、カリフォルニアとネバダの州境にあるアメリカでも屈指のハードなオフロードコースのこと。実際にJeepのテストコースとして使われているらしいです。
 Wranglerはもちろん、CherokeeもGrand Cherokeeも、このコースを走破できる・・・と信じられています。が・・・Patriotが走破したかどうかは謎に包まれています。果たして掟は破られたのか・・・と。
 もっともConpas(Patriotと同じプラットフォームを使ったまるっこいデザインのもうひとつのJeep。日本未発売。)は絶対走破していないと思うので、すでに破られていることは確実ですが。

 そんなこんなで、Jeepのコアなファンにとっては、Patriotは落第生にしか見えないのでしょう。

 Patriotっていうのは、「愛国者」という意味の名前とは裏腹に、アメリカ、ドイツ、日本、韓国の企業が絡んだ、いわば「多国籍軍」によって開発された車です。Dodgeのキャリバーや、三菱のアウトランダーとプラットフォームを共有するいわば世界戦略車なんですね。だからコストも燃費も世界の平均的レベルを狙ったものになってる。基本的にはJeepのポリシーとは相容れないものなんです。でも、そんな制限のなかで、かなり頑張ってJeepしてるんじゃないかと思いますけどね。ちゃんとトラの皮を被った羊になってんじゃないかと。

king.jpg

サウスカロライナ、ノースカロライナ、ジョージアの

州境近くにある「King Creek Falls」


 ときどきは、ちょいと山のほうに滝を見に行ったりもしていますので、オフロードも少しは走ります。ただほとんどフラットダートですので、四駆じゃなきゃダメなんてところではありません。でもまぁ四駆ですと安心感はありますね。走行性能に関しては、まぁ私としては期待通り、まぁまぁです。
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